Something Personal

いぶし銀のテナーが味なヒューストン・パーソンのバラード集

  • アーティスト:Houston Person
  • レーベル:HIGH NOTE RECORDS(US)
  • 品番:HCD-7282
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:63:21

TRACK LIST

Houston Person / Something Personal


1. The Second Time Around

2. Crazy He Calls Me

3. I'm Afraid the Masquerade is Over

4. The Way We Were

5. Guilty

6. Change Partners

7. Teardrops From My Eyes

8. Something Personal

9. On the Sunny Side of the Street

10. I Remember Clifford (TT = 63:21)


メンバー:Steve Nelson(vib), John di Martino(p), James Chirillo(g), Ray Drummond(b), Lewis Nash(ds)


★1934年生まれ、80歳を越えた超ベテランテナー・サックス奏者、ヒューストン・パーソンの味わい深い歌心が溢れる一作。

★1950年、16歳だったヒューストン・パーソンは、合唱団に所属しながらも、多くの青年がそうであるように、興味はもっぱら、野球にフットボールだったとか。しかし、人生を変えたのが、クリスマスのサプライズ・ギフト。両親によってプレゼントされたテナー・サックスが、青年を一気に音楽の世界に引きつけます。

★ビ・バップやハード・バップを通過し、ソウル・ジャズの世界で大活躍。その演奏は一つの時代を築いたと言って過言でないでしょう。

★そして、20年ほど・・・90年代の後半にHigh Noteに移籍しては、一転、いぶし銀のバラード・プレイで、往年のファンを驚かせましたが、そのサウンドは、また20年の時を経ようとする今でありつつ、大いに健在といえます。

★リズム・セクションはグループおなじみの鉄壁レイ・ドラモンドとルイス・ナッシュ。近年のレギュラー・メンバーともなっているジョン・ディ・マルティーノにスティーヴ・ネルソンも、ジャズの美学を感じさせる名脇役ぶりを見せ、10年ほど前に、あのNagel Hayerでリーダー作を出したこともあるジェイムス・チリロのギター・カッティングは、これぞ職人というべき演奏。途中7曲目では、70年代往時のジャンプ的なリズムも軽快にソウルフルなサックスも聴かせてくれつつ、全体的には、やはり、スロー~ミディアム。このゆったりしたバラード演奏は、最高になごみます。

★ジャズの歴史を歩いてきたベテランならでは。数々のスタンダードがロマンいっぱいに響きます。


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