Something Gold, Something Blue

第64回ダウンビート・マガジンのクリティックス・ポール
2トップ・トランペッター, アンブローズ・アキンムシーレ&ハレル
チック・コリア, ”ヴィジル”のチャールズ・アルトゥーラ
新グループ”Something Gold, Something Blue”始動!!
オメル・アヴィタルのウードをフィーチャーした壮大な楽曲も注目

  • アーティスト:Tom Harrell
  • レーベル:HIGH NOTE RECORDS(US)
  • 品番:HCD-7289
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Tom Harrell / Something Gold, Something Blue


1. Circuit

2. Travelin’

3. Trances

4. Delta of the Nile

5. Keep On Goin'

6. View

7. Body and Soul

8. Sound Image

9. The Vehicle

All compositions composed by Tom Harrell, except "Body and Soul"


メンバー:Tom Harrell / Something Gold, Something Blue


★2007年にHigh Noteと契約、第一作をリリースして以来、一作一作、異なるバンド、コンセプトを見せる現代屈指のクリエイター、トム・ハレルの最新作品。
★自己のレギュラー・バンドに、エスペランサを加えた2ベース作品、鬼才マーク・ターナーを迎えた2管作品、そして、前作では、ラヴェル、ドビュッシーの楽曲をアレンジした作品と、その挑戦には驚くばかりですが、本作もまた新たなプロジェクト”Something Gold, Something Blue”での作品発表になりました。
★ウゴンナ・オケグォとジョナサン・ブレイクという不動のリズム・セクションを土台に、今回は、アンブローズ・アキンムシーレを迎えた2トランペット編成。実にアンブローズ・アキンムシーレとトム・ハレルは、このたびの第64回ダウンビート・マガジンのクリティックス・ポールのトランペット部門のトップ・アーティスト。加えて、チック・コリアのヴィジルにも参加し、一躍その存在が知られたチャールズ・アルトゥーラを迎えた編成というのですから、それだけで期待に胸も高まります。
★トム・ハレルの構想/アレンジのもと、モチーフが絡み、織りなされ、大きな枠組みの曲構成がなされていくのは従来通り。各楽器のヴォイスを独立して活かしながら共鳴させるなど、テーマのハーモニーの綾にも、緻密な計算がされています。それでいて、音楽に理由もなくゾクゾクさせられるのには、楽曲の構想の面白さと、各メンバーに自由なスペースがあり、そのスペースを自在に活かし発展させるアーティストの才能がほとばしるから。特に、M6を始め確固としたコード進行/リフによる<アンサンブル>と<ソロ>が、拮抗して行く演奏には、トム・ハレルの真骨頂が見えます。また注目は、4曲目にオメル・アヴィタルをフィーチャーしているところ。ここでオメルはウードで参加。中近東のアラヴィックな旋律を全面に取り入れた演奏は、作品の世界を拡張。エスニックなムードが色濃く底に流れる展開にあって、ウード(+ベース+ドラム)のトリオとトランペット&フリューゲルのソロ、またギターのソロが絡みあい、描き上げて行く壮大なサウンドは音で描く絵巻のようでもあります。
★10月、ヴィレッジ・ヴァンガードに、このバンド・コンセプト”Something Gold, Something Blue”で出演も決定。バンド・メンバーは、アキンムシーレの代わりにデイヴ・ダグラス、ドラムがジョナサン・ブレイクでなくE.J.ストリックランドになるようですが、事実上、リリース発表の意味もかねてのライヴとなる様子。
★NYのジャズ・シーンにおいて、常に新しいものを創造し続けるトム・ハレルから、やはり目が離せません!!

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