ウォレス・ルーニーHigh Noteで3年振りとなる最新作
60年代マイルス・デイヴィスの黄金のクインテットによる
アコースティック・ジャズのスリルを継承
バラードの深みを増した注目作
- アーティスト:Wallace Roney
- レーベル:HIGH NOTE RECORDS(US)
- 品番:HCD-7295
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
ウォレス・ルーニーHigh Noteで3年振りとなる最新作
60年代マイルス・デイヴィスの黄金のクインテットによる
アコースティック・ジャズのスリルを継承
バラードの深みを増した注目作
Wallace Roney / A Place in Time
1. Around and Through (P. Rushen) 6:47
2. Elegy (T. Williams) 7:46
3. Air Dancing (B. Williams) 6:24
4. Observance (W. Roney / B. Solomon) 4:13
5. Ardéche (B. Solomon) 7:28
6. L’s Bop (L. White) 6:26
7. Clair de lune (C. Debussy) 5:27
8. My Ship (K. Weill / I. Gershwin) 5:08
メンバー:
Wallace Roney(tp), Patrice Rushen(p-except 4 & 8), Gary Bartz(as-M3.5.6 & 7 only),
Ben Solomon(ts & ss except M8), Buster Williams(b), Lenny White(ds)
★2013年以来、High Note では3年振りとなるウォレス・ルーニーの最新作品。
★最晩年のマイルス・デイヴィスのバンドでも演奏。“マイルスの再来”とも言われ、一世を風靡したことは、あまりにも有名な事実といえましょう。
★マイルスとウォレス・ルーニーの関係。それが意味するところは、賛否両論。若くして、マイルスの後を継ぐといわれるのは、やはり、あまりにも大きな負担だったといえます。しかし、55歳になる今に至るまで、アコースティック一本で勝負してきたウォレス・ルーニーの音には、確かなスピリッツと、強さが確実にあります。
★メンバーは、若き日にはハンコック少女といわれ、クロス・オーバー/ ファンクの世界で絶大な人気を博す才女パトリース・ラッシェン、リズム・セクションには、60年代70年代のマイルス・デイヴィスを支えた、バスター・ウィリアムスとレニー・ホワイトと強力な布陣。パトリース・ラッシェンのペンによるナンバーは、60年代の黄金のクインテットのハービー・ハンコックを彷彿とさせるラッシェンのピアノしかり、ドライヴするリズムの渦のなか、華麗なソロを繰り出すウォレス・ルーニーしかり、現代のアコースティック・ジャズ・シーンにおける頂点的な演奏といえるものがあります。
★しかし、同時に注目すべきは、バラードでの演奏。M7ではドビュッシーのナンバーをミュートで瑞々しく詩的に奏でるウォレス・ルーニーが・・。ラスト2 曲では、トランペットという楽器のロマンを十二分に感じさせてくれます。
★大先輩(15歳年上)、やはりマイルス・デイヴィスのグループで活躍したゲイリー・バーツ、一方、Smalls界隈で演奏する後輩ベン・ソロモンをゲストとして迎えているところも注目。55歳を迎え、世代を繋ぐハブになりつつあるルーニーの姿も見えます。