スピリチュアル・ブラック・ジャズの伝統を今に伝える
エイゾー・ローレンス、2016年スタジオ録音!
- アーティスト:Azar Lawrence
- レーベル:HIGH NOTE RECORDS(US)
- 品番:HCD-7306
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
スピリチュアル・ブラック・ジャズの伝統を今に伝える
エイゾー・ローレンス、2016年スタジオ録音!
★70年代のPresutige初期作の再評価が進み、今再び精力的な活動を見せるブラック・スピリチュアル・サックス、エイゾー・ローレンスのHigh Note Records第一弾!
★60年代後半から頭角を現し、エルヴィン・ジョーンズのジャズ・マシーンに参加したほか、NYに拠点を移した後、マッコイ・タイナーのアンサンブルにも加入。70年代にはエレクトリック・マイルス・バンドの一角を担った他、フレディ・ハバードや、ウディ・ショウといったアーティストとも共演。一方ではロバータ・フラックや、アース・ウィンド・アンド・ファイアーといったソウルの大御所とも共演経験を持つローレンス。その演奏はコルトレーンの直系でもあり、筋金入りのブラック・スピリチュアルの表現者と言えます。
★近年では、2011年のNY Jazz Standardでのライヴ演奏をSunnysideからリリースし、脚光を集めましたが、本作は、その時のピアニスト、ベニート・ゴンザレスを引き続き迎えてのスタジオ録音盤!
★作品の世界観は、不動。スタンダード“ブルー・ボサ”のコード進行を下敷きにしたオリジナル“ラ・ボッサ”から、正にエイゾー・ローレンス節。ケニー・ギャレットのグループでも長年ピアノをつとめるベニート・ゴンザレスも、マッコイ・タイナー直系の演奏を見せ、モーダルなピアノで重厚にボディを支えていきます。同時に、そうした60年代的モード・ジャズに、ブラジル、アフリカ、またインド的なサウンドをまじえているのもローレンスらしいところ。その名も“Afri can Chant”と題されたM7ではヴォイスをまじえる他、M5ではシタールに似たギターのサウンドとサイケデリックな世界を創りだし、エスニックな世界に誘います。
★「この音楽の全てはヒーリング・ミュージックだ。全体に通じるコンセプトは精神の癒しであり、高揚だ」と語るローレンス。1953年生まれ、本作録音時、62歳。表現において一本の筋を見極め、生きてきたアーティストの年輪を感じさせる一枚です。