★いくつもの異なる編成のユニットを組み、近年とみに精力的な活動を見せるトランペッター/フリューゲル奏者、トム･ハレルのアコースティック･ストレート･アヘッド･ユニットの人気作品をLP化。
★メンバーは、他のユニットにも参加する、トム・ハレルの活動の中で、核となる長年信頼をおくメンバーで、クインテットの結束は非常に硬いものがあります。
★クインテットという編成にありつつ、セッション的でなく、練られたアレンジで、テーマのハーモニーなども綿密に計算するのがトム･ハレル流。ここでは、ブルースや、ジャズの一つの肝であるストレートな即興の面白さと、端正なアンサンブルの面白さを楽しむことができます。本アナログ盤では、SideOneの2曲目となった(No5)は特にその両面を聴ける名演奏。小気味いいシンバルが刻むビートにとって、切れ味よく、しかしふくよかさももつ2管のハーモニーが粋なテーマ。歌に溢れたソロ展開。このバランス感覚こそ、トム･がれルの真骨頂です。
★CDは11曲構成で、7曲を抜粋しています。