Mussorgsky & Schumann

ますます充実のポール・ルイス
19世紀傑作2作の音楽的真価を問う力演!

  • アーティスト:ポール・ルイス
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902096
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:64:43

TRACK LIST

Mussorgsky & Schumann

ムソルグスキー:展覧会の絵
シューマン:幻想曲 ハ長調op.17

ポール・ルイス(ピアノ)
録音:2014年2月(ムソルグスキー)、2010年11月(シューマン)
★世界をまたにかけて展開されたシューベルト・ツィクルスは、2014年12月初旬に東京と名古屋で演奏されたシューベルト三大歌曲の演奏会(歌手はマーク・パドモア)をもって日本でも大盛況に終わり、ますますの充実をみせるピアニスト、ポール・ルイス。次なる新譜は、ムソルグスキーとシューマンという組み合わせ。ポール・ルイス初のシューマンという意味でも、また、ムソルグスキーでの完璧な超絶技巧も注目の1枚です。
★これら2作品は、一見不思議な組み合わせでありますが、「標題」を越えた音楽の世界があるという点で共通しています。ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、友人であったヴィクトル・ハルトマンの絵画展で印象に残った絵画にインスピレーションを得て書かれたものですが、その音楽は、ハルトマンの絵画のイメージ世界を越えたもので、時に曖昧で、時に絵画のイメージとは必ずしも一致しないものもあります。シューマンの幻想曲については、この作品は当初、各楽章に、イメージを喚起する標題がつけられていました。最終的にそれらは外され、各楽章にはシュレーゲルの詩がモットーとして掲げられるにとどまっています。標題が喚起するイメージの世界を越えた壮大なスケールの世界が広がる、シューマンの傑作です。
★清冽で一点の汚れもない音色で、その音楽には作曲家の肉声を生々しいまでに感じさせるポール・ルイス。19世紀の傑作2曲のイメージを一新させてくれるような、音楽的価値の真価を問うような演奏となっています。ますますの充実ぶりを感じる1枚です。
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