ミシェル=リシャール・ドゥ・ラランド(1657-1726):ルソン・ド・テネブル

太陽王に仕えた音楽家、ラランドのルソン・ド・テネブル
カルトホイザーの澄んだ歌声

  • アーティスト:ゾフィー・カルトホイザー
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902206
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ミシェル=リシャール・ドゥ・ラランド(1657-1726):ルソン・ド・テネブル


ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)

セバスティアン・ドゥセ(指揮) アンサンブル・コレスポンダンス

録音:2014年7月


★ルソン・ド・テネブルは、復活祭に先立つ聖週間(受難を受けるためにキリストがエルサレムに入城した棕櫚の主日(日曜日)から、受難の金曜日の翌日にあたる土曜日まで)の、聖木曜日から聖土曜日にかけての3日間の職務日課のうち、原則として明け方におこなわれる礼拝のこと。闇を意味するテネブルという語は、この礼拝では、朗読を進めるにつれ、ロウソクが一本ずつ消されてゆくことに由来しています。この聖務日課は、それぞれ3つの朗読(フランス語でルソン)を含み、そのテキストはエレミアの哀歌に基づきます。キリスト教にとってとりわけ重要な受難を思う礼拝の音楽というだけあり非常に重要視され、このテネブルのための音楽は、ルイ14世(太陽王)の時代に多く作曲され、社会的イベントのひとつにまでなりました。

★1714年から太陽王の宮廷に仕えていたラランドも、作品を生み出しました。ラランドの作品は、その没後、パリでとりわけ高い人気を誇っていました。この作品も1730年に出版されました。ラランドが粋を尽くして書いた、ルソン・ド・テネブルが、カルトホイザーの清冽な歌声で見事によみがえりました。ゾフィー・カルトホイザーは、モーツァルトの『偽の女庭師』やペルゴレージのオラトリオ『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』(HMC902155)でもヤーコプスの指揮のもと素晴しい歌声を披露、近年はプーランクの歌曲などもレコーディングするなど(HMC 902179)、世界で高く評価されているベルギー出身のソプラノです。


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