IL TEATRO ALLA MODA~当世流行劇場

この上なく痛快、斬新なヴィヴァルディ
ベイエ率いるリ・インコーニティ最新盤の登場!

  • アーティスト:アマンディーヌ・ベイエ、リ・インコーニティ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMC-902221
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

「IL TEATRO ALLA MODA~当世流行劇場」


ヴィヴァルディ(1678-1741):

・「オリンピアーデ」からシンフォニア ハ長調RV 725〔1.アレグロ 2.アンダンテ 3.アレグロ〕

・ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調RV 282(オリジナル版)〔1.アレグロ・ポーコ 2.ラルゴ 3.アレグロ〕

・スコルダトゥーラ調弦されたヴァイオリンの協奏曲 ロ短調RV 391

 〔1.アレグロ・マ・ノン・トロッポ 2.ラルゴ 3.アレグロ〕

・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調RV 228〔1.アレグロ 2.ラルゴ 3.アレグロ〕

・ヴァイオリン協奏曲RV 314a〔アダージョ〕

・ヴァイオリン協奏曲 ト短調RV 323〔1.アレグロ 2.ラルゴ 3.アレグロ〕

・ヴァイオリン協奏曲 ト短調RV 322*〔1.アレグロ 2.ラルゴ 3.アレグロ〕

・「ヴィオリーノ・イン・トロンバ」のための協奏曲 ト長調RV 313

 〔1.アレグロ 2.アンダンテ 3.アレグロ〕

・「ポントスのアルシルダ王妃」RV 700より第1バレエ ト短調 **〔1.ラルゴ 2.アレグロ〕

・ヴァイオリン協奏曲ト短調RV316より第3楽章ジーグ(プレスト)***

・ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調「キアーラのために」RV 372a、アンダンテ

・ラルゴRV 228(ピゼンデルの版?)


アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン) リ・インコーニティ

録音:2014年11月


★フランス古楽界の新時代の担い手、ベイエ率いるリ・インコーニティ(名もなき者たち、の意)による、非常に生き生きとしたヴィヴァルディの登場。「F.クープラン:讃歌集(HMC 902193/KKC 5408)」でも高い評価を得たグループとあって、注目です。
★タイトルにある「IL TEATRO ALLA MODA」は、バロック時代の作曲家・音楽評論家であるベネデット・マルチェッロが1720年代終わりに出版した、当時の音楽・オペラをめぐる様々を風刺した書籍(邦訳書が出版されており、その書名は『当世流行劇場』)。この本の中でマルチェッロは当時最大の人気を誇っていたヴィヴァルディを攻撃しています。貴族階級に属し、正統的な作曲技法のみを重んじて作曲するマルチェッロとは対照的に、ヴァイオリンを自ら縦横無尽に弾き、劇場主らと組んで興業の部分にまで関わるなど、いわゆる商売の部分にも積極的だったヴィヴァルディ。ヴィヴァルディのこれみよがしなヴィルトゥオジティ、作曲技法、オペラの派手な演出などをマルチェッロは本の中でこっぴどく書きました。しかし、書物から300年ほどたった今なお、ヴィヴァルディの音楽の新鮮さ、才気煥発さ、鮮やかなコントラストなどが私たちを楽しませてくれているのは周知の事実。ベイエ率いるリ・インコーニティは、ヴィヴァルディの様々な作品を新たなひとつの舞台作品の物語のように仕立て、ヴィヴァルディの音楽の斬新さや多様性をあらためて私たちに感じさせてくれます。
★ベイエの魅力である喜びに溢れたようなリズム、愛に満ちた明るい音色がアンサンブル全体にゆきわたり、非常に自由闊達なヴィヴァルディが展開されています。1パート1人で展開され、互いのバランスのとりかたや前への出方など、呼吸のほどが実に見事なアンサンブルです。

3149020222126

関連商品