★現代最高鋒のバロック・ヴァリオイン奏者アマンディーヌ・ベイエ。そのしなやかな音楽で、アンサンブル「リ・インコーニティ」でも数々の魅力的なCDを発信している彼女ですが、またここで新たなアンサンブルを設立しました。その名もキットガット・カルテット(‘腸弦’カルテットの意)。世界的なピリオド楽器アンサンブルで活躍するメンバーによって構成されており、自由、熱中と共有をモットーに、第1弾の当ディスクでは、ハイドンとイングランド(パーセル、ロック、ブロウ)に焦点を当て、弦楽四重奏の原石ともいえる珠玉の作品を集めました。パーセルのファンタジアと60代のハイドンが書いた弦楽四重奏曲の間には100年ほどの時代の差がありますが、同時期に書かれたと言われたらそうかもしれないと思えるほどにパーセル作品が充実していることに驚かされます。演奏自体が素晴らしいことはもちろん、うれしい発見に満ちた音楽の旅が広がります!