J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集Vol.4~ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲

鬼才アラールによる、バッハの鍵盤のための作品全集第4弾!
チェンバロ、ペダル付チェンバロ、オルガンを弾き分けた
「ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲」をテーマとした3枚組

  • アーティスト:バンジャマン・アラール
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-902460
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3CD
  • その他の製品情報:DDD

TRACK LIST

J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集Vol.4~ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲

[CD1]
1.協奏曲 ト長調 BWV 973(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 299)
2.協奏曲 ト短調BWV 975(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV 316)
3.協奏曲 ロ短調 BWV 979(原曲:トレッリのヴァイオリン協奏曲)
4.協奏曲 ニ長調 BWV 972(原曲:ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230)
5.幻想曲とフーガ イ短調 BWV 944
6.協奏曲 ニ短調 BWV 974(原曲:マルチェッロのオーボエ協奏曲 ニ短調 S.Z799)
7.前奏曲とフーガ イ短調 BWV 894
8.協奏曲 ト長調 BWV 980(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV 381)

[CD2]
1.オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(原曲:ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 op.3-8 RV 522)
2.協奏曲 ヘ長調 BWV 978(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 310)
3.オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596(原曲:ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 op.3-11 RV 565)
4.協奏曲 ハ長調 BWV 976(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 265)
5.前奏曲とフーガ ト短調 BWV 535
6.オルガン協奏曲 ト長調 BWV 592(原曲:ザクセン=ヴァイマール公子ヨハン・エルンストの消失したヴァイオリン協奏曲)
7.フーガ ト短調 BWV 542-2

[CD3]
1.オルガン協奏曲 ハ長調 BWV 594(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ニ長調『グロッソ・モグール』 RV 208)
2.コラール・プレリュード「われいずこに逃れゆくべき」BWV 694
3.トリオ ニ短調 BWV 583
4.コラール・プレリュード「われ汝に別れを告げん」BWV 736
5.コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV 664
6.コラール・プレリュード「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV Anh.69
7.コラール・プレリュード「高き天よりわれは来れ」BWV Anh.65
8.コラール・プレリュード「大いに歓べ、わが魂よ」BWV Anh.52
9.コラール・プレリュード「イエス、わが喜び」BWV Anh.58
10.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564

バンジャマン・アラール
[CD1]チェンバロ(マッティア・デ・ガンド制作(1702年、ローマ)、グラツィアーノ・バンディーニ修復(2016年、ボローニャ))
[CD2]ペダル付チェンバロ(チェンバロ:カール・コンラッド・フライシャー制作(1720年、ハンブルク)のレプリカ、フィリップ・ユモー制作(1993年、バルバスト)/ペダル:クエンティン・ブルメンローダー制作(2017年、アグノー))
[CD3]オルガン(アンドレアス・ジルバーマン制作(1710年)、クエンティン・ブルメンローダー修復(2010年、アグノー))
セッション録音:[CD1]2020年6月28-30日/サンタ・カテリーナ博物館、トレヴィーゾ(イタリア)
[CD2]2019年5月6-7日/アントナン・アルトー講堂、イヴリー(フランス)
[CD3]2019年9月18日/マルムーティエ大修道院、ストラスブール近郊(フランス)
★注目の鍵盤奏者バンジャマン・アラールによる、J.S.バッハの鍵盤作品を全て録音する一大プロジェクトの第4弾の登場!アラールは1985年、フランスのルアン生まれ。2004年に開かれた古楽演奏の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクールに18歳で優勝したのち、クイケンにその才能を評価されてラ・プティット・バンドのメンバーとして活躍。その後はソリストとして世界各地で演奏活動を展開しております。
★第4弾は「ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲」と題した3枚組。[CD1]にはヴァイマール時代後期、ヨハン・エルンスト公子の注文を受けて行われたイタリア様式を取り入れた協奏曲のクラヴィーア用編曲群でその作品はヴィヴァルディ、トレッリ、マルチェッロの協奏曲に基づきます。アラールはこれらの作品をマッティア・デ・ガンドの歴史的なチェンバロを用いて演奏しております。[CD2]には種々の協奏曲のオルガン編曲作品を中心に収録。アラールがここで使用した楽器は、なんとペダル付きチェンバロです。通常BWV 593やBWV 596の協奏曲はオルガンで演奏されますが、当時のドイツではペダル付のクラヴィコードも演奏されていたことから、アラールが以前から愛奏しているチェンバロにペダルを付けて演奏しております。アラールは「私の考えでは、ペダル付のチェンバロでの演奏はバッハがこれらの編曲作品を作ったときに意図したものです。」と語っており、実に興味深い試みといえます。[CD3]は有名なジルバーマン兄弟の兄、アンドレアス(アンドレ)・ジルバーマン(1678-1734)が1710年に制作した歴史的なオルガンを用いての演奏。この楽器はアンドレアスが制作したオルガンの中で現在も状態が良いと評価されている数少ない銘器です。アラールはオルガン協奏曲の中でも大曲の協奏曲 ハ長調 BWV 594を収録。また、最後にはトッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564を演奏しております。この作品は北ドイツの伝統的様式と、新しいイタリア協奏曲様式が融合した「イタリア体験」の結実ともいえる名曲です。
★アラールの実に練りこまれたプログラミングと時代背景を考えた楽器の選択は脱帽の一言。若き名手がバッハの鍵盤作品の世界に時代を追って旅することのできる唯一無二のプロジェクト。続編にも期待が高まる充実の演奏です。

バンジャマン・アラールによる「J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集」
■第1集「若き継承者」(KKC-6225/7 / HMM-902450)
■第2集「北へ」(KKC-6221/4 / HMM-902453)
■第3集「フランス風に」(KKC-6236/8 / HMM-902450)

トレイラーはこちら→ https://youtu.be/i7EHBd-2RPo


トレイラーはこちら→ https://youtu.be/hka7XRGxCog
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