★フォーレ没後100年記念盤。アリーヌ・ピブルは2014年オルレアン国際ピアノコンクールで5つの賞を受賞したピアニスト。これまでに、フォーレとデュティユーの作品集でソロ・デビュー盤をリリース、サマズイユほかの作品集(PRI-033)など、センスの光るプログラムで高く評価されています。1929年製のガヴォー社製ピアノの、ぬくもりと木の質感を感じさせる音色を存分に活かしながら、フォーレの幅広い年代に書かれた作品を奏でており、フォーレの作曲の変遷を感じることができる1枚となっております。
★ガヴォー社は、ジョセフ・ガヴォー(1824-1903)によって1847年から1971年まで営業していたピアノ・メーカー。エラール、プレイエルとならんでフランスの三大ピアノ・メーカーのひとつとして知られていました。1907年にサル・ガヴォー(音楽ホール)が開かれたことにより、その名はさらに広く知られるところとなりました。マルグリット、ロン、シフラ、バックハウス、ケンプらも愛奏したピアノとしても知られています。このピアノはゴンザロ・ティントレル(ピカソ、プーランク、ヴァレーズらの友人でもあった)が所有していたもので、ケンプ、チッコリーニ、プーランク、カサドシュ、ペルルミュテールらが演奏したこともある、というものということです。
トレイラーはこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=6okQEUzRmlk