TRACK LIST
ラッスス:Inferno~6声と8声のモテット集
1. Omnia tempus habent 4’27
(6声と8声のための宗教曲集, ミュンヘン, 1585)
2. Audi tellus 7’48
(Sacræ cantiones, liber quartus, ヴェネツィア, 1566)
3Ad Dominum cum tribularer 3’42
(Cantiones sacræ sex vocum, グラーツ, 1594)
4. Media vita in morte sumus 1’50
(Gregorian Antiphon)
5. Media vita in morte sumus 4’29
(Patrocinium musices, prima pars, ミュンヘン, 1573)
6. Circumdederunt me dolores mortis 2’49
(Cantiones sacræ sex vocibus compositæ, ミュンヘン, 1601)
7. Libera me Domine 2’26
(Selectissimæ cantiones, ニュルンベルク, 1568)
8. Recordare Jesu pie 2’58
(Cantiones sacræ sex vocum, グラーツ, 1594)
9. Deficiat in dolore vita mea 2’40
(Cantiones sacræ sex vocum, グラーツ, 1594)
10. Vidi calumnias 4’21
(Cantiones sacræ sex vocum, グラーツ, 1594)
11. O mors quam amara 4’56
(Primus Liber concentuum sacrorum, パリ, 1564)
12. Cum essem parvulus 4’01
(Mottetta sex vocum typis nondum uspiam excusa, ミュンヘン, 1582)
13. Vide homo 2’44
(Lagrime di S. Pietro […] con un mottetto nel fine, ミュンヘン, 1595)
カペラ・アムステルダム
ダニエル・ロイス(指揮)
ダニエル・ロイス率いるカペラ・アムステルダム最新盤は、精鋭たちから成る小編成によるラッスス作品集。6声および8声のためのモテットというプログラムです。ここに収められた12のモテットは、そのほとんどがラッススの晩年、ミュンヘンで活動していた時期の作にあたりますが、メランコリックさを大いに含み、また、さまざまなスタイルで書かれており、修辞学的にも深い内容を含んでいます。ロイス率いるカペラ・アムステルダムが、ラッススの個々の作品の様々な要素を豊かに響かせつつ、真摯に歌い上げています。ロイスは1990年よりカペラ・アムステルダムの音楽監督を務める傍ら、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団(2008-2013)、RIAS室内合唱団(1003-2006)の首席指揮者をつとめ、2015年からはローザンヌ声楽アンサンブルの首席指揮者、さらにオペラの分野でも活躍しています。まさに声楽(アンサンブル)の最高峰の指揮者として世界が認める存在です。