ペドロ親方の人形芝居

アラールがモダン・チェンバロの機能と魅力を存分に発揮!エラス=カサド渾身のファリャ第2弾!!

  • アーティスト:バンジャマン・アラール、パブロ・エラス=カサド、マーラー・チェンバー・オーケストラ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-902653
  • ジャンル: ジャンル クラシック 歌劇
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:ディジパック仕様
  • 収録時間:62:07

TRACK LIST

ペドロ親方の人形芝居

①ファリャ:歌劇「ペドロ親方の人形芝居」
②同:チェンバロ協奏曲
③ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」組曲

ペドロ:アイラム・エルナンデス(テノール)、ドン・キホーテ:ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン)、エクトル・ロペス・デ・アヤラ・ウリベ(上語り)以上①
バンジャマン・アラール(チェンバロ)②
パブロ・エラス=カサド(指揮)マーラー・チェンバー・オーケストラ
★飛ぶ鳥落とす勢いのエラス=カサドが「三角帽子」「恋は魔術師」(2020年度第58回レコード・アカデミー賞大賞銅賞受賞/KKC 6127; HMM 902271)に続きマーラー・チェンバー・オーケストラとファリャの「ペドロ親方の人形芝居」に挑戦。カップリングのチェンバロ協奏曲とストラヴィンスキーの「プルチネルラ」も魅力的です。
★注目はバンジャマン・アラールがチェンバロ協奏曲を、それもプレイエル製「グラン・モデル」で弾いていること。曲はチェンバロの女王ランドフスカのためにモダン・チェンバロを想定して書かれていますが、この楽器自体、今日の美学的に好ましくないものとされ淘汰された感があります。アラールは楽器を探した末、ランドフスカ最後の弟子プヤーナがファリャ財団に寄贈したものを発見、それを用いて録音しました。ノイズのなさや音量の大きさ、時にオルガンさえも思わす今や貴重なサウンドを堪能できます。
★アラールはビリャンシーコによる第1楽章やスカルラッティを思わす第3楽章での指さばきはもとより第2楽章のスペイン的情念も理想的。決定盤出現と申せましょう。また、近代オーケストラにチェンバロが用いられた最初の例といわれる「ペドロ親方の人形芝居」もアラールが同じ楽器で参加して、華を添えています。
★ロシアのストラヴィンスキーは一見異質ですが、「プルチネルラ」はペルゴレージをはじめ18世紀イタリア音楽を素材にしていることと、もともとディアギレフがロシア・バレエ団のためにファリャへ編曲を依頼したものの、断られたという因縁を持つ作品でもあります。エラス=カサドはラテン的な感性と輝きで見事に再現しています。

トレイラーはこちら→ https://www.youtube.com/watch?v=MTF-IW3sJco
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