★1987年生まれのフランスのピアニスト、アダム・ラルームのソロ第2弾がハルモニアムンディから登場。第1弾はシューベルト(HMM 902660)でしたが、今回はブラームス。ソナタの第3番はブラームス20歳の頃の作品ということもあり、力強いテクニックが要求される作品ですが、ラルームは冒頭から実に繊細。色濃く感じられるベートーヴェンの気配など、ラルームならではの視点からの演奏となっております。最晩年の作品、7つの幻想曲では繊細かつふくよかにうたうラルームの音楽が炸裂。作品の背景を深く読み込みつつも、ラルームの直感に満ちたタッチで演奏しています。ラルームは10歳でピアノをはじめ、2009年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールなどで優勝しています。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などで来日もしており、その繊細かつ誠実な表現に聴衆は心を打たれました。ラルームのさらなる深化にも期待の高まるブラームスです。
トレイラーはこちら→
https://youtu.be/Yz2WXlIKcmw