アイスランド、永遠の音楽

「火と氷の国」アイスランドの美しき合唱作品

  • アーティスト:ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団、グレアム・ロス
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-905330
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲 現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

アイスランド、永遠の音楽

1. アンナ・ソルヴァルスドウッティル(1977–):私はひざまずき(Ad genus)(2016)(ソプラノ・ソロ、混声合唱と弦楽オーケストラのための)
2. ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938–2013):お聞きください、天の創り主よ(Heyr, himna smiður)(1973)
3. トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965–):夕べの祈り(Kvöldvers)(2006)
4. ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソン(1952–):アヴェ・マリア(Ave Maria)
5. アンナ・ソルヴァルスドウッティル(1977–):お聞きください、天の高みにいます神よ(Heyr þú oss himnum á)
6. シーグルズル・セーヴァルソン(1963–):マニフィカト(Magnificat)(2018) 世界初録音
7. アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938–2019):マリアに歌う秋の詩「マリアよ、あなたの外套をお貸しください」(Haustvísur til Maríu)
8. ヨウン・アウスゲイルソン(1928–):おだやかな陽だまりの流れに(Hjá lygnri móðu)
9. スノッリ・シグフース・ビルギソン(1954–):愛の歌「それでもなお、真の愛は育まれる」(Afmorsvísa)
10.ヨウン・レイフス(1899–1968):悲歌(Hinsta kveðja) Op.53(弦楽オーケストラのための)
11. シーグルズル・セーヴァルソン(1963–):レクイエム(Requiem)(2016) 世界初録音
12. シガー・ロス(ガイ・バトン(1988–)編曲):フリョウタヴィーク(Fljótavík)(2008)(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)

ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
グレアム・ロス(指揮)
ドミートリー・アンサンブル(1.10.12) ステファニー・ゴンリー(ヴァイオリン・ソロ (12))
キャロリン・サンプソン(ソプラノ・ソロ(2.11))
録音:2021年7月
★「火と氷の国」アイスランドは、歌の歴史が音楽の歴史と言われます。ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団を指揮するグレアム・ロスは、この国の音楽に深い関心を寄せ、アイスランドに生まれた作曲家たちと密接なコラボレーションをつづけてきました。過去半世紀のアイスランド音楽に焦点を当てる『氷の国』は、その集大成のひとつと言えるアルバムです。このアルバムでは、ソルケトル・シーグルビョルンソン Þorkell Sigurbjörnsson(1938–2013)が13世紀の詩に作曲した《お聞きください、天の創り主よ》、アトリ・ヘイミル・スヴェインソン Atli Heimir Sveinsson(1938–2019)の《マリアに歌う秋の詩》、ヨウン・アウスゲイルソン Jón Ásgeirsson(1928–)の《おだやかな陽だまりの流れに》、スノッリ・シグフース・ビルギソン Snorri Sigfús Birgisson(1954–)の《愛の歌》といった、アイスランドの人々に広く愛されている作品とともに、「今」の作曲家たちの書いた新しい作品も演奏されます。

アンナ・ソルヴァルスドウッティル Anna Þorvaldsdóttir(1977–)の《私はひざまずき》は、ブクステフーデの《われらがイエスの四股》に対する現代の作曲家たちの「答え」のひとつとして、「膝」を題材にしたグヴズルーン・エーヴァ・ミーネルヴドウッティルの詩に作曲された作品。『ルカによる福音書』の「マリアの賛歌」(1章46節–55節)をテクストとするシーグルズル・セーヴァルソン Sigurður Sævarsson(1963–)の《マニフィカト》は、グレアム・ロスによるケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団のための委嘱作。2016年に作曲された彼の《レクイエム》は、これが初録音です。トリグヴィ・M・バルドヴィンソン Tryggvi M. Baldvinsson(1965–)の《夕べの祈り》は、聖職者ハトルグリームル・ピェートゥルソンの「闇の中の導きの光、キリスト」を詠んだ詩に作曲され、2021年、ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団によりハトルグリーム教会で歌われました。

このアルバムのプログラムには、アンナ・ソルヴァルスドウッティルの《私はひざまずき》で演奏したドミートリー・アンサンブルによる弦楽オーケストラ曲が2曲、含まれています。交響曲《サガの英雄たち》(BIS 730)などの作品によりアイスランドでもっとも国際的に知られる作曲家、ヨウン・レイフス Jón Leifs(1899–1968)が母の死を悼んで作曲した《悲歌》。アイスランドの西部フィヨルド地方の湾を歌ったロックバンド「シガー・ロス(シーグル・ロウス) Sigur Rós」の《フリョウタヴィーク》は、ドミートリー・アンサンブルのヴァイオリニスト、ガイ・バトン Guy Button の編曲で演奏されます。セッションにはイギリスのソプラノ、キャロリン・サンプソンが参加。《私はひざまずき》と《レクイエム》の〈永遠の光(Lux æterna)〉のソロを歌っています。

トレイラーはこちら→ https://youtu.be/nrqfu328HQU
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