ヤナーチェク: モラヴィア合唱曲 / カペラ・アムステルダム, ダニエル・ロイス

9世紀大モラヴィア国に遡る
東方起源の伝統を継ぐ、
ヤナーチェクのモラヴィア合唱。

  • アーティスト:カペラ・アムステルダム, ダニエル・ロイス
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMM-932097
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ヤナーチェク:
①6つのモラヴィア合唱曲(原曲:ドヴォルザーク:モラヴィア二重唱曲集)
 〔もし大鎌が鋭く磨かれていたら/スラヴィコフの小さな畑/もみじの木にいる鳩/仲よく別れよう/野ばら/若者よ緑にもえよ〕
②野鴨 
③狼の足跡 
④カンタータ「わが娘オルガの死を悼む悲歌」 
⑤わらべ歌(序奏と18曲とエピローグ) 
⑥我らの夕べ 
⑥アヴェ・マリア 
⑦我らの父

ダニエル・ロイス(指揮)
カペラ・アムステルダム
トーマス・ウォーカー(テノール)
フィリップ・マイヤーズ(ピアノ)
ラジオ・ブレイザーズ・アンサンブル(わらべ歌) 
録音:2010年11月、アムステルダム
★ヤナーチェクの創作の重要分野のひとつが合唱で、生涯にかなりの作品を残しています。多くがモラヴィアの民謡を源泉としているもので、ヤナーチェクならではの深いメランコリーと苦みに満ちた独特の味わいがあります。ここには民俗的なものと宗教的なものから魅力的な7作品が選ばれ、ヤナーチェクの合唱世界を俯瞰できるようになっています。
★興味深いのは母国の偉大な先輩ドヴォルザークの「モラヴィア二重唱曲集」から6曲をヤナーチェクが混声合唱に編曲したもので、ヤナーチェク特有の和声がますます民俗色を濃くしています。ドヴォルザークとヤナーチェクふたりの天才性が倍加する稀有な宝と申せましょう。また、愛娘を失った慟哭「わが娘オルガの死を悼む悲歌」の悲痛さも心を打つ内容となっています。一方、伝承音楽に基づく「わらべ歌」は全20曲から成り、カラフルな東欧色にあふれ、音による小旅行を楽しめます。 
★1970年結成のカペラ・アムステルダム。ダニエル・ロイスの指揮のもとに、古典から近現代まで、幅広いレパートリーを誇っていますが、ここでも民族色豊かなユニークな世界を見事なチェコ語で再現しています。1961年生まれのダニエル・ロイスは、ロッテルダム音楽院で合唱指揮を学び、1990年にカペラ・アムステルダムの指揮者に就任、2000年にはRIAS室内合唱団の指揮デビューも飾っています。2003-2007年、ベルリンRIAS室内合唱団の首席指揮者を務めました。2006年のルツェルン音楽祭アカデミーで、ブーレーズの招きで指揮の指導者として登場。2015年より、ローザンヌ声楽アンサンブルの首席指揮者を務めています。
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