自由!
天才モーツァルトがダ・ポンテ三部作を書くまでの軌跡を音楽でたどる!
ピション率いるピグマリオンによる好企画!
- アーティスト:ピグマリオン、ラファエル・ピション(指揮)
- レーベル:harmoniamundi
- 品番:HMM-932638
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
歌劇
声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:2CD
TRACK LIST
モーツァルト:LIBERTÀ(! 自由!)
~3幕から成る想像上のドラマ・ジョコーソ
第1幕~熱狂の日(フィガロの結婚)
1.序曲~『騙された花婿』 K.430 (424a), 1783-84年より
2.四重唱「ああ、なんという冗談!」~『騙された花婿』 K.430 (424a), 1783-84年より
3.アリア「このような美しい瞳が他にどこにあるだろうか」(『騙された花婿』より)
4.セレナータ「わたしの名を」(パイジェッロ:『セヴィリアの理髪師』, 1782年より)
5.レチタティーヴォ、アリア「わたしの美しい恋人…いかないで、愛しいひと」 K.528, 1787年
6.カノン「私のいとしい人、私の偶像よ」K.562, 1788年
7.アリア「女はいつもこう言う」~『カイロの鵞鳥』K.422(未完), 1783年より)
8.カンツォネッタ「静けさがほほえみながら」K.152 (210a), 1775年
9.二重唱「私には言えません」~『イドメネオ』 K.366, 1786年版より
10.ノットゥルノ「いとしい人よ、もしあなたが行ってしまったら」K.438, 1786年頃
第2幕~罰せられた放蕩者(ドン・ジョヴァンニ)
11.序曲(歌劇『エジプト王、タモス』K.345(336a), 1773-1779年頃)
12.六重唱「おお、なんと素晴らしい祝賀!」(マルティン・イ・ソレール:椿事(Una cosa rara, o sia Bellezza ed onestà, 1786年)
13.レチタティーヴォ「そなたはこうして裏切りをするのか/苦く恐ろしい後悔の気持ちが」K.432 (412a), 1782-83頃
14.カノン「私の太陽はかくれてしまい」K.557, 1788年
15.アリア「参りましょう、でもどこへ?」K.583, 1786年
16.アリア「どうか、詮索しないでください」K.420, 1783年
17.アリア「いいえ、いいえ、あなたにはできません」K.419, 1783年
18.六重唱と合唱「サタンの骨!」(歌劇『カイロの鵞鳥』K.422(未完)より)
19.アリアと合唱「横柄なふるまいをするのでない」(K.Anh 122)
20.間奏曲(『エジプト王、タモス』K.345(336a), 1773-1779年頃より)
第3幕~恋人たちの学校(コジ・ファン・トゥッテ)
21.序曲~『劇場支配人』K.486, 1786年より
22.アリア「男たちはいつでもつまみぐいしたがる」K.433, 1783年
23.アリア「私はあなたに別れをつげます、おおいとしい人よ、さようなら」K.Anh.245, 1787-91年頃
24.アリア「別れの時が今私たちを引き裂こうとしている」~『劇場支配人』K.486, 1786年より
25.レチタティーヴォ「私の心は打ち震え」~サリエリ:歌劇『やきもち焼きの学校』より(初演:1778年/ 1783年版)
26.六重唱女はいつもわからない~サリエリ:歌劇『やきもち焼きの学校』より(初演:1778年/ 1783年版)
27.三重唱「ああなんという事件!」~『騙された花婿』 K.430 (424a), 1783-84 年より
28.ノットゥルノ「数多い恋人たちの間にももう見られない」~K.549, 1788年頃
ピグマリオン
ラファエル・ピション(指揮)
ザビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)、ショブハン・スタッグ(ソプラノ)
セレーナ・マルフィ(メゾ・ソプラノ)、リナール・ヴリーリンク(テノール)
ジョン・チェスト(バリトン)、ナユール・ディ・ピエロ(バス)
録音:2018年10月
あらすじ・・
第1幕
伯爵の使用人と、伯爵夫人の女中が結婚する!と発表したことを受けての騒動を描く
第2幕
ふたつの結婚式が同時に執り行われ、そこに招待された放蕩者が、花嫁を誘惑するなどして皆を混乱に陥れるが、最後は放蕩者に天罰が下る。
第3幕
ふたりの兵士とその婚約者の愛を確かめるために、年老いた哲学者が仕掛けた変装劇により、婚約者はまんまと心変り。最後は大団円で元通りとなる。
★「後宮からの誘拐」(1782年)の後、モーツァルトはいよいよダ・ポンテ三部作〔フィガロの結婚(1786年)、ドン・ジョヴァンニ(1787年)、コジ・ファン・トゥッテ(1790年)〕を生みだすこととなりますが、この間、よき台本を常に探し求めていました。音楽によって、物語や登場人物の心理を昇華させ、観客をかつてない感動の渦に巻き込みたいと考え、ドラマティックな音楽づくりの研究を行っていました。演奏会用アリアや劇場のための音楽がそれです。ピション率いるピグマリオンが、そうした音楽や、この時期に書かれたオペラの中の楽曲を組み合わせて3幕仕立てのオペラとして提示。それぞれの幕がフィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、コジ・ファン・トゥッテのストーリーをベースとしているため、とても親しみやすく、かつ新鮮に響きます。未完の楽曲も含まれますが、そうしたものの編曲はピエール=アンリ・デュトロン(ヤーコプス指揮のモーツァルト:レクイエムでも補完をした者)らが担当しています。場面の必要に応じてモーツァルトと同時代人の作曲家によるオペラからの重唱なども挿入し、実に充実の3幕オペラに仕上がっています。
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