★カンネルとはエストニアの楽器で、フィンランドの民族楽器カンテレに似た撥弦楽器。あまり知られていませんが、驚くほど多様な音楽の可能性を秘めており、その音色は「天からの音」と表されます。カネル奏者のアンナ=リーサ・エラーが、中世のものから、現代のエストニアの作曲家ヘレナ・トゥルベの作品を収録、さらには電子カンネルで即興も行い、カンネルの魅力をたっぷり伝えてくれます。特に電子カンネルを用いた楽曲(即興)では、えもいわれぬ不思議な音世界が広がります。現代作品では、奏法もただ弦をはじいて奏でるだけでなく、弦をこすったり押さえたりすることによって、三味線を思わせるような独特の世界が広がっています。
★アンナ=リーサ・エラーはエストニア生まれ、カンネルで古楽から現代音楽までを演奏しています。エストニア音楽院で学んだのち、リヨン音楽院でリスレヴァンに師事しています。ヴォックス・クラマンティスといったアンサンブルとの共演も多数。
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