カヴァッリ:「ジャゾーネ」

カヴァッリの最高傑作「ジャゾーネ」
マイケル・チャンスの迫真の演技の歌唱

  • アーティスト:ルネ・ヤーコプス(指揮)
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:HMY-2921282
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:3CD

TRACK LIST

カヴァッリ:「ジャゾーネ」


マイケル・チャンス(ジャゾーネ)、カテリーナ・ドゥボスク(ヒュプシプレ)、

ゴリア・バンディテッリ(メデア)、ギ・ド・メイ(エジェウス)、

ドミニク・ヴィス(デルファ)、アニェス・メロン(アリンダ)他

ルネ・ヤーコプス(指揮)コンチェルト・ヴォカーレ

録音:1988年5月


★カヴァッリは、17世紀にオペラ作曲家として絶大な人気を誇りました。その代表作が、「ジャゾーネ」。これは、1649年の謝肉祭の時期に初演された後、17世紀イタリアにおいて、もっともよく上演され、称賛も批判もされたオペラでした。1960年代まで忘れかけられた存在でしたが、オペラの中でメデアが歌う歌の官能性や、各場面の音楽の抜群の効果(特に、メデアが海に落とされるシーンなど、音だけでも迫力満点です)など、今聴いても非常に刺激に満ちた傑作です。


『あらすじ』

ジャゾーネはレムノス島でヒュプシピュレとの間に双子をもうけるが、その後身分を明かさぬ女性と愛し合い、そこでも双子をもうける。この身分を明かさぬ女性は実はメデア。メデアの忠実なる乳母デルファはメデアに、ジャゾンと結婚し、何らかの戦いで父親が殺されても父親が誰であるか子供たちがわかるようにしておくようにとアドヴァイスをしする。メデアはジャゾンのもとを訪れ、身分を明かす。ジャゾンは喜び結婚する。

ヒュプシプレはジャゾーネに、自分のところに戻るように詰め寄る。それを聞きつけたメデアは、ヒュプシプレを殺すようジャゾーネに求める。ジャゾーネはベッソに、その役を押し付ける。魔法のパスワードを伝え、それを口にした者を殺すようにと命じる。パスワードを伝えられたのはヒュプシプレ。しかしメデアが現れ、偶然にもパスワードを口にしてしまう。ベッソはメデアを海に落として殺そうとするが、メデアの元恋人エジェウスがこれを救い、エジェウスはメデアの愛を取り返す。ジャゾンは打ちひしがれる。イジーフィレはこの成り行きを見て絶望し、ジャゾンに、自分を殺せ、ただし、子供が困るから胸だけ残して子供に与えよと訴える。ジャゾンは心打たれ、再びヒュプシプレに対する思いを戻す。ジャゾーネとヒュプシプレ、メデアとエジェウス、そしてベッソとヒュプシプレの侍女(アリンダ)という3カップルが結ばれ、喜びの幕となる。


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