「神のごときチプリアーノ・デ・ローレ」

ルネサンス後期チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレを、それらを基としたディミニューションをまじえて歌唱・演奏したアルバム!

  • アーティスト:アンサンブル・イル・バッロ
  • レーベル:HORTUS
  • 品番:HORTUS-209
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:ディジパック仕様
  • 収録時間:77:05

TRACK LIST

「神のごときチプリアーノ・デ・ローレ~チプリアーノ・デ・ローレ:マドリガーレ集」

チプリアーノ・デ・ローレ(?-1565):マドリガーレ集(別れの時には、麗しの乙女、他)
 ~ジョローラモ・ダッラ・カーザ、ジョヴァンニ・バッサーノ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリらによるディミニューションをまじえて
アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):リチェルカール第10番
マルコ・ダッラクィッラ(1480?-1538?):リチェルカール(リュート独奏)、他

アンサンブル・イル・バッロ
ヴェロニク・ブーラン(ソプラノ)
カミーユ・アントワネ(ヴァイオリン)
ブノワ・タンテュリエ(コルネット、ミュート・コルネット、バス・リコーダー)
イザベル・デュモン(各種ヴィオラ・ダ・ガンバ)
スタンレー・スミス(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンヌ・デュモン(チェンバロ、サックバット)
レオナルド・ロレード・デ・サ(リュート、テオルボ&音楽監督)
録音:2021年4月22&23日/サン=ブノワ=デュ=ソー(アンドル県)
★「神のごとき」(IL DIVINO)と称されたルネサンス後期の作曲家チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレを、それらを基としたディミニューションをまじえて歌唱・演奏したアルバム。デ・ローレはネーデルラント出身で。主にイタリアで活躍、半音階の使用など情感表現豊かなマドリガーレを作曲し、後世に大きな影響を与えました。あのモンテヴェルディもデ・ローレの作品から強い影響を受けたとされています。このアルバムは、デ・ローレの、ペトラルカの詩に付けられたマドリガーレを中心に集められています。面白いのは、それらのマドリガーレを基にした他の同時代作曲家たちの器楽によるディミニューションをまじえて歌ったり、演奏したりしているところ。デ・ローレの原曲を豊かに装飾するディミニューションを加えることで、より色彩豊かな音楽として再現しています。ここに同時代のリュート独奏曲や器楽曲が加わることで、さらにデ・ローレの音楽の先進性を際立たせるアルバム構成となっています。リュート奏者レオナルド・ロレード・デ・サが主宰するフランスの古楽アンサンブル、アンサンブル・イル・バッロは、主に、16&17世紀のイタリア音楽をレパートリーとした声楽&器楽のグループです。伸びやかなソプラノの歌唱を中心に、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、コルネット、サックバット、リコーダーを奏でる器楽奏者たちも即興的装飾を豊かに加えながら、美しく演奏しています。演奏にもプログラムにも工夫が凝らされた魅力的なチプリアーノ・デ・ローレ・アルバムとなっています。
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