ピアノ、ドラムに、西アフリカの木琴“バラフォン”を取り入れた
アフリカ、ジャズ、ヨーロッパの橋渡しをするトリオ
- アーティスト:Hans Lüdemann
- レーベル:INTUITION
- 品番:INT-3446
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
ピアノ、ドラムに、西アフリカの木琴“バラフォン”を取り入れた
アフリカ、ジャズ、ヨーロッパの橋渡しをするトリオ
Hans Lüdemann / Desert Pulse
1. Heartbeats (06:42)
2. Crum (11:55)
3. Timbuktu (08:29)
4. Maloya (06:24)
5. Le Destin (09:10)
6. Djonkoloni Kolonia (05:35)
7. Hombori (09:59)
8. Love confessions (07:22)
9. Run (05:23)
10. Wenn du weite Wege gehst (06:48)
メンバー:Trio Ivoire: Hans Lüdemann(p), Aly Keita(balaphone),
Christian Thomé(ds, perc)
Guest: Reiner Winterschladen(tp), Ballaké Sissoko(kora)
◆Hans Lüdemannは1961年生まれ、ドイツのハンブルク出身のピアニスト。自己のトリオでは、アントニオ・ファラオのバンドで脚光を浴びたドラマー、デジャン・テルジクが参加している。また、ポール・ブレイとのデュオ・アルバムをリリースするなど。
◆Hansは、1999年、西アフリカへの旅行の際に、コートジボワールでバラフォン・プレーヤーのAly Keitaと出会った。彼らは音楽的にも意気投合し、ジャズと西アフリカの音楽の関係を探求する“Trio Ivoire”を結成した(コートジボワールのフランス語表記“Côte d'Ivoire”から)。今作は、同トリオで5作目となる。4作目、『Timbuktu』は、Jazz Tokyo“このCD2014海外編”に選ばれた。
◇バラフォンとは、マリンバの原型とも言われている、西アフリカで使われる木琴で、共鳴管が金属ではなくひょうたん。また、それに薄い膜を張り、打撃音の他にビンビンとした音が鳴るのが特徴(ないものもある)。
◇今作は、曲によりゲストとしてトランペットと、コラ(西アフリカ発祥のリュート型撥弦楽器)が加わる。
◆バラフォンの温かみのある木の音がなんとも心地よい。全体的に調性感もリズムもしっかりしているのは、バラフォンの特性に合わせてか。コラ共々、西洋楽器と違和感なくマッチしているのは、コンポジションにも工夫があるのだろう。
◆アフリカ、ジャズ、ヨーロッパの橋渡しをする音楽だ。