★師匠のハービー・ハンコックに「音楽の画家」と言わしめたリオーネル・ルエケ（ギター、ボーカル）とイスラエル出身のジヴ・ラヴィッツ（ドラムス）による、デュオライブ作。
★リオーネル・ルエケはアフリカ中西部出身。ブルーノートオールスターズに選ばれ、現在のハービー・ハンコック・グループのメンバーとして活躍するなど、現代ジャズ最高峰ギタリストの一人との呼び声も高い。
★ジヴ・ラヴィッツは1976年生まれ。13歳の頃には既にプロとして演奏活動を開始。テルアビブのクラブなどで経験を重ね、その後渡米しバークリーでジャズを学ぶ。同郷イスラエルのアヴィシャイ・コーエン、シャイ・マエストロ、ヤロン・ヘルマンといったスターとも共演を遂げている。
★本作は、2021年12月12日、スイスのムリという集落のクラブで両者が共演したライブを録音したもの。演奏中にお互いの様子がわかるように、ドラマーの席は、ギタリストの椅子から数メートル離れた目の高さの位置に配置するなど、阿吽の呼吸で紡がれるサウンドが小気味良い。