★1955年にプレステージからリリースされた、ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスが贈る至高の名盤『The Musings Of Miles』が180ｇ重量盤・カラーヴァイナルにてリイシュー。
★今作『The Musings Of Miles』は、マイルス・デイヴィス作品唯一のホーンをメインとするカルテット形式で録音されており、ピアノにレッド・ガーランド、ベースに偉大なオスカー・ペティフォード、ドラムにフィリー・ジョー・ジョーンズがフィーチャーされている。このカルテットのリズム・セクションの一部は、後にマイルスの「最初のグレート・クインテット」として知られるグループの中核となった。この作品のあともガーランドとジョーンズはすぐにマイルスのグループの一員として活躍するが、オスカー・ペティフォードはマイルスにとって扱いが難しすぎることが判明し、すぐにポール・チェンバースが後任となった。
★このセットには4つのスタンダード、「Green Haze」(B.3)というタイトルのブルース、そしてセロニアス・モンクの楽曲「Well You Needn't」に対するマイルスのユーモラスな返答である曲「I Didn't」(A.3)が含まれている。「A Night In Tunisia」(B.2)では、シャフトにベルがリベットで留められた特別なドラムスティックを使って演奏するフィリー・ジョー・ジョーンズがフィーチャーされ、抒情的でメロウなサウンドで溢れている。

★マイルスの唯一のオスカー・ペティフォードとのスタジオ・セッションから「How Deep Is the Ocean?」がボーナストラックとして追加されている。