★『ザ・マジック・シティ』は、60年代半ばのサン・ラの音楽における進化の証である。多くのマニアや研究者によれば、このアルバムは彼の最も決定的なスタジオ録音である。アルバムのタイトルにある「City」とは、LPが録音されたニューヨークのことだと思われていたが、実際はリーダーの生まれ故郷であるアラバマ州バーミンガムのことであり、1926年に鉄道の駅前に建てられた「Birmingham, The Magic City」と書かれた大きな金属製の看板のことである。『ザ・マジック・シティ』には4曲しか収録されていないが、タイトル・テーマは30分近く続く。その後、「The Shadow World」、「Abstract Eye」/「Abstract I」と続くが、これは同じ構成の2つのヴァリエーションである。「これらの曲は基本的に、ライヴで録音されたアンサンブルの即興曲です」とリンジー・プラナーはAllMusicで説明している。「サン・ラからの指示、例えばソリストの順番は、彼の演奏を通して、あるいは手信号で示される。」
★コンプリートLP＋ボーナス・トラック2曲 - スペシャル・ゲートフォールド・エディション - 180グラム・ヴァージン・レコード - 限定盤。