パリを拠点に活躍する中野真帆子による
メンデルスゾーン、ショパン、リスト・アルバム!
- アーティスト:中野真帆子
- レーベル:KING INTERNATIONAL
- 品番:KKC-043
- 国内盤:(国内企画)
- ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:63:53
- 付属品:日本語帯・解説付
パリを拠点に活躍する中野真帆子による
メンデルスゾーン、ショパン、リスト・アルバム!
ロマンチック・タイム
1. メンデルスゾーン:幻想曲 嬰へ短調 作品28「スコットランド・ソナタ」
ショパン:
2. 3つのノクターン 作品9
3. ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作
4. 3つのマズルカ 作品59
リスト:
5. 愛の夢第3番 変イ長調
6. ジュネーヴの鐘 巡礼の年第1年「スイス」第9曲
7. エステ荘の噴水 巡礼の年第3年 第4曲
8. タランテラ 巡礼の年 第2 年 補稿「ヴェネツィアとナポリ」
中野真帆子(ピアノ)
セッション録音:2014年6月2-3日/武蔵野市民文化会館大ホール
★ロマン派時代の幕開けと共に、世界の中心として輝いていたパリで出逢い、独自の発想を自由に表現しながらそれぞれのスタイルを確立していったメンデルスゾーン、ショパン、リスト。時流にのって、自らの夢を実現させたヴィルトゥオーゾたちの作品を、パリを拠点に活躍する実力派ピアニスト、中野真帆子が録音しました。ウィーン国立音楽大学を経て、パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティストを審査員全員一致で修了後、カナダ・バンフセンターにて研鑽を積んだ中野真帆子は、ヨーロッパでのコンクール入賞をきっかけに、ソリスト・室内楽奏者として世界各地の音楽祭に定期的に招聘されています。中野真帆子のきらめくピアニズムと共に、ロマンの香り溢れる音の世界をお楽しみください。
『ピアニストで音楽学者のチャールズ・ローゼンは、『ロマン派世代』と題した著作の中で、1827年に没したべートーヴェンの死に至る、1820年から1830年にかけての転換期に、独自のスタイルを確立した一連の音楽家たちを一望している。この時代を20年ほど遡る時期に生まれた同世代の音楽家たちは(ショパンとシューマンは1810 年、メンデルスゾーンは1809年、リストは1811年)出会いから絶えず連絡を取りあい、生涯に亘る友情を育んだ。例えば、1832年2月26 日、ポーランドからの若き亡命者であったショパンは、ピアノ製作者のカミーユ・プレイエル氏が所有するカデ通り9番地のホールでパリ・デビューしたが、メンデルスゾーンとリストはこの演奏会に連れ立って姿を見せている。自然への愛着、鋭敏な感性、郷愁、憂鬱、生存への不安、そして何よりも現実を凌駕しようとする抑え難い欲求―彼らの作品に窺えるこうした要素は、ロマン派の時代が創作に適していたことを明らかにし、その共通した思考方法が、彼らの世代の作風を特徴づける。』ブックレットより