中田恵子(オルガン)
東京女子大学文理学部社会学科卒業後、東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程を卒業時、修士論文ではJ.S.バッハ《トッカータ ハ長調》(BWV564)をめぐる演奏解釈を論じ、日本オルガニスト協会年報誌JAPAN ORGANIST 第38巻に掲載される。その後渡仏。パリ地方音楽院で研鑽をつみ、審査員満場一致の最優秀の成績で演奏家課程を修了。これまでにオルガンを湊恵子、三浦はつみ、廣野嗣雄、廣江理枝、クリストフ・マントゥの各氏に師事。チェンバロを大塚直哉、鈴木雅明、ノエル・スピートの各氏に師事。2013年にフランスのビアリッツにて行なわれた第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールにて優勝。併せて優れた現代曲解釈としてGiuseppe Englert賞を受賞する。帰国後もヨーロッパ、ロシアで演奏ツアーを行うなど、国内外で幅広い演奏活動を行う。2016年〜2019年、東京芸術大学教育研究助手を務め、現在、(一財)キリスト教音楽院講師、国際キリスト教団代々木教会オルガンクラス講師、玉川聖学院オルガニスト、日本キリスト教団鎌倉雪ノ下教会オルガニスト。2021年4月より神奈川県民ホールのオルガン・アドバイザーに就任。(一社)日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員。
2017年、独arcantusレーベルよりデビューCD「Joy of Bach」(ARC-17008)をリリース。フランスの音楽誌Diapasonにおいて音叉5つ獲得という高い評価を受けた。また2019年7月、中田恵子による日本語解説付の国内仕様版(KKC-6035)をリリースし、レコード芸術誌2019年9月号の準特選盤に選ばれる。