大石啓(ピアノ)
静岡県吉田町出身。Rudolf Serkinの弾くベートーヴェンに感銘を受け、往年の名演奏家の演奏法を研究する。
武蔵野音楽大学にて大谷三千雄、Amadeus Webersinke、桐朋学園大学院大学にて岩崎淑、チェコ国立プラハ音楽院にてMichal Rezek諸氏に師事、深沢亮子、津田真理、Helmut Brauss、Ruth Slenczynska、Norbert Heller諸氏にも師事した。
第4回大阪国際音楽コンクール第2位、第26回ヴァルセジア国際コンクール(イタリア)にてディプロマ賞等受賞。
ソロリサイタル、オーケストラとの共演の他、室内楽奏者として、アンサンブル・クレーのピアノ三重奏演奏会、岩崎洸、Matej Sonlajtner、Adam Pechočiak、久保陽子諸氏と共演、日本、欧州で演奏している。
ベートーヴェン時代のコンサート・スタイルを再現したリサイタル・シリーズを主宰(2014年、2021年は焼津市と共催)。クラシック音楽を解説とともにお届けする「おしゃべりクラシック・コンサート」「公開リハーサル」、小さなお子様もコンサート・ホールにて生の音楽をお楽しみ頂く「親子で楽しむコンサート」を開催し、クラシック音楽の普及に務めている。アウトリーチ公演は、学校、幼稚園への出前コンサートに多数出演。カワイ表参道主催の講座「名曲を弾く・知る・聞く」~今更、聞けない有名曲の弾き方~にて講師を務め、「作曲家・ピアニストについて広い知識を有し、解りやすい解説に定評がある」と紹介された(2015)。アートにエールを!東京プロジェクト参加(sonh-s)。
現在は、作曲家の自筆譜、初版譜、当時の習慣を研究した演奏活動を行うとともに、啓音塾を主宰し後進の指導にあたっている。CDの解説(キングインターナショナル)、コンサート・プログラム解説(東京・春・音楽祭)の執筆も行う。公益社団法人日本演奏連盟、日本音楽舞踊会議(CMDJ)各会員。2023年より、久保陽子氏と(株)文京楽器のシンセサイザー・オーケストラ・プロジェクトでシンセサイザーを務め、クラシック音楽の新たな可能性を追求している。
公式ウェブサイト
https://keiohishi.jimdofree.com/