クナッパーツブッシュの遺産~ターラ編~

この型破りの大芸術を享受できない人は
不幸である。(宇野功芳)
宇野功芳が選んだ
怪物クナの“黄金の名演”CD、
ターラ原盤からのリマスター復刻でよみがえる!

  • アーティスト:ハンス・クナッパーツブッシュ
  • レーベル:KING INTERNATIONAL
  • 品番:KKC-4131/36
  • 国内盤:(国内企画)
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:6CD
  • その他の製品情報:国内製造品  モノラル
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

クナッパーツブッシュの遺産~ターラ編~(6CD)



【CD 1】原盤:仏ターラ (TAH-294)(P)1998

ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「 英雄」

ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1953年12月17日 ヘルクレス・ザール、ミュンヘン(ライヴ)



【CD 2】原盤:仏ターラ (TAH-322)(P)1998

ブラームス:

1. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73

2. 交響曲 第3番 ヘ長調 作品90

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1944年3月26日 マズーレンアレー放送局、ベルリン(放送録音)(1)

   1944年9月9日 バーデンバーデン(放送録音) (2)



【CD 3】原盤:仏ターラ (TAH-606)(P)2007

ワーグナー:ジークフリート牧歌

ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98

ケルン放送交響楽団

録音:1953年5月8日 フンクハウス、ケルン(ライヴ)



【CD 4】原盤:仏ターラ (TAH-134)(P)1995

ベートーヴェン:

1. ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」

2. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93

北ドイツ放送交響楽団 

パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)(1)

録音:1960年3月14日 ムジークハレ、ハンブルク(放送録音)



【CD 5】原盤:仏ターラ (TAH-608)(P)2007

1.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58

2.シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 作品120

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)(1)

シュターツカペレ・ドレスデン(2)

録音:1954年1月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)(1)

   1956年11月4日 シュターツテアター、ドレスデン(ライヴ)(2)



【CD 6】原盤:仏ターラ (TAH-320)(P)1998  

モーツァルト:

1.アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525

J.S.バッハ:

2.ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV.1048

3.管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV.1068

4.ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV.1041

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(4)

録音:1940年5月12日 ウィーンの放送局スタジオ(放送録音)(1)

   1944年6月24日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送録音)(2,3)

   1944年7月1日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送録音)(4)



ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

★宇野功芳が選んだクナッパーツブッシュ(仏ターラ盤)の“黄金の名演”CD!2012年にキングレコードから「クナッパーツブッシュ至高の遺産(監修:宇野功芳)」(全10タイトル)で発売されましたが、その後ターラ(TAHRA)は活動を停止してしまい、輸入盤は入手困難になっていました。今回、6タイトルが、キング関口台スタジオでの最新リマスタリングにより、6CD企画として復活!もともと復刻技術に定評あるターラ社の正規音源から音質面もさらに改善された、クナッパーツブッシュの「遺産」をこの機会にお忘れなきようお求めください。ブックレット(20ページ予定)には、宇野功芳&平林直哉、両氏による貴重な解説・批評文を掲載しています。



ライナーノートに転載された「宇野功芳のディスク批評」より(抜粋)

【CD 1】残響のあるふっくらとした録音で雰囲気満点、ブレーメン盤のようにやっていることが目立たず、クナの「エロイカ」の中ではこれが最も芸術的である。

【CD 2】初めてクナの3番に接した思い出のレコードである。昭和四十年代の終わり、それまでにも彼の数々の凄演に接し、その巨人ぶりに圧倒されていたが、このブラームスこそ決定打、おそらくワーグナーを除けばクナのベスト曲といえよう。

【CD 3】(ジークフリート牧歌) さすがはクナ、こんな小曲を振ってもブルーノ・ワルターやフルトヴェングラーのはるかに上をゆく。そして振る度に基本は同じでも新しい魅力が満載されているのだ。(ブラームス4番)クナのブラームスではなんといってもまず3番、つぎにはこの4番が凄絶だ。このCDを聴かないで、他の演奏についてあれこれ言っている人が気の毒になる。

【CD 4】クナがたどりついた最後の8番である。56年盤の表現をさらに遅く、さらに極大に、さらに内容的に凄みを増した解釈で、われわれの考えるこの曲のイメージからは最も遠く、しかしクナの芸術としては最も高い境地に達したものといえよう。

【CD 5】クナはシューマンの交響曲では4番をことのほか好んでいたようで、CDを聴いているとその理由が分る。

【CD 6】クナの唯一の「アイネ・クライネ」 であるが、その味の濃い名表現に心底びっくりし、かつ感動した。これは彼の録音の中でも特筆大書すべきものだと思う。

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