クナッパーツブッシュ秘蔵ライヴ

なんと25年ぶりにクナッパーツブッシュの秘蔵名盤が復活!

  • アーティスト:ハンス・クナッパーツブッシュ
  • レーベル:KING INTERNATIONAL
  • 品番:KKC-4200/5
  • 国内盤:(国内企画)
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:6CD
  • その他の製品情報:モノラル
  • 付属品:日本語帯・解説付 6枚収納のマルチケース+ブックレット(解説:平林直哉)+オビ付

TRACK LIST

クナッパーツブッシュ秘蔵ライヴ(6CD)

【CD 1】
ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調 (改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1964年1月16日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ライヴ)【ミュンヘンでの最後の演奏会】
●旧CD=セブンシーズKICC-2359(1994.7.21)
★1964年、ミュンヘンでの最後の演奏会の記録(ライヴ)。亡くなる前年の演奏にもかかわらず、壮年のような気迫にみちている。
「テンポの遅さが特に目立つのが第1楽章だが、その深い呼吸から生み出される仰ぎ見るようなスケール感は、まさにクナならでは。第1楽章に比べると第2楽章はそれほど遅くはなく、実に自然に音楽が流れている。第3楽章は雄大なスケルツォ、そして茶目っ気あふれるトリオと、この対比もクナの特徴が良く現れている。第4楽章は最もクナらしい、強烈な個性が味わえる。この怪物的な音響は指揮者の体臭が出過ぎているかもしれないが、これはこれでクナ・ファンにはたまらないものがある」(平林直哉、ライナーノーツより)

【CD 2】
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」(改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1964年4月12日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)【ウィーンでの最後の演奏会】
●旧CD=セブンシーズKICC-2360(1994.7.21)
★1964年、ウィーンでの最後の演奏会(ライヴ)。このあと歌劇を指揮しているが、巨匠のラスト・コンサートとなった貴重な記録。ブルックナー4番へのクナの録音はほかに2種(44年ベルリン・フィルとの放送録音、55年デッカへのウィーン・フィルとの録音)しかない。ほか2種と違い、ここではゆったりとしたテンポで、気宇雄大にウィーン・フィルの威力を引き出している。「オーケストラ全体の、うねるような響きは圧巻である。寂しくもの悲しい表情から甘く切ない響き、大地を揺るがすような大音響、そして火柱のように燃え上がる情熱の炎。あまりにも濃厚だと感じる人もいるかもしれないが、ウィーンでの最後の演奏を直感した指揮者の、最後の大勝負と言ってもよかろう」(平林直哉、ライナーノーツより)

【CD 3】
モーツァルト:1.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
      2.クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ヘッセン放送交響楽団(1)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)(1)、ヴォルフガング・シュレーダー(クラリネット)(2)
録音:1962年3月2日 ドルンブッシュの放送ホール、フランクフルト・アム・マイン(放送用ライヴ)(1)、1962年1月6日 コングレスザール、ミュンヘン(ライヴ)(2)
●旧CD=セブンシーズKICC-2376(95.1.7)(1)、KICC-2374(95.1.7)(2)
★クナの指揮では珍しい、モーツァルトの協奏曲。2曲ともほかに録音はなく貴重。ピアノ協奏曲はバドゥラ=スコダが、ウィーン三羽烏のひとりとして売り出し中の頃の演奏。クナの暖かく人間味に溢れた、懐の深い指揮にあわせて、濃厚なピアノを展開している。クラリネット協奏曲ではミュンヘン・フィルの当時の首席シュレーダーがソリストを務めている。重くゆったりとしたテンポで、モーツァルトの陰影を聞かせてくれる。 

【CD 4】
1.ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36
2.シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 作品120
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
録音:1953年4月25日もしくは26日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)(1)、1962年1月6日 コングレスザール、ミュンヘン(ライヴ)(2)
●旧CD=セブンシーズKICC-2377(95.1.7)(1)、KICC-2374(95.1.7)(2)
★クナのベートーヴェン2番というと、52年ブレーメン・フィル盤が有名であるが、もう1種類ある。CD初として25年前に登場したこの音源はウィーン・フィル盤。演奏はブレーメン・フィル盤ほどのクナの個性は見られないものの、木管や弦楽器の響き・美しさ、合奏の緻密さなど、ウィーン・フィルの魅力を堪能できる。
シューマンの4番は、他に2種(56年ドレスデン、62年ウィーン・フィル)録音(いずれもライヴ)がある。「両端楽章の遅いテンポとスケールの大きさ、濃厚な幻想性は19世紀風であり、英雄的な気迫が圧倒的である」(宇野功芳、レコ芸95年3月号の月評より)。

【CD 5】
リヒャルト・シュトラウス:1.交響詩「ドン・キホーテ」作品35
           2.交響詩「死と変容」作品24
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・キスカルト(チェロ) 、ジークフリート・マイネッケ(ヴィオラ) (1)
録音:1958年1月6日 コングレスザール、ミュンヘン(ライヴ)(1)、1964年1月16日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ライヴ)【ミュンヘンでの最後の演奏会】(2)
●旧CD=セブンシーズKICC-2363(94.7.21)(1)、KICC-2378/9(95.1.7)(2)
★「ドン・キホーテ」はシューマン4番と同日の演奏。クナ唯一の録音である。「音質は明瞭さにはいささか欠けるものの、クナの棒は軽妙さと明るい色彩感を実にうまく引きだしている」(平林直哉、ライナーノーツより)
「死と変容」はミュンヘンでのラスト・コンサート、ブルックナー3番の前に演奏されたもの。「世紀末の絶叫といった味の濃いムードが身に迫る名演。録音もなかなかしっかりしている」(宇野功芳、レコ芸95年3月号の月評より)

【CD 6】
1. ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 作品102
2. ワーグナー:ジークフリート牧歌
3. レスピーギ :リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・ゾンライトナー(ヴァイオリン)、フリッツ・キスカルト(チェロ)(1)
録音:1959年1月6日 (1)、1962年1月6日(2)、1958年1月6日(3)コングレスザール、ミュンヘン(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズKICC-2375(95.1.7)(1)、KICC-2363(94.7.21)(2)、KICC-2377(95.1.7)(3)
★ブラームスの二重協奏曲はクナ唯一の録音。2人のソリスト、ゾンライトナー,キスカルトはミュンヘン・フィルの首席奏者。「クナの伴奏は力みを排した風格のある響きが素晴らしい。2人のソリストはともに昔風の、とてもロマンティックな弾き方が印象的」(平林直哉、ライナーノーツより)
「ジークフリート牧歌」はシューマン4番と同日の演奏。「非常に魅惑的。響きは非常に暖かくて柔らかく、手探りで進むような即興性があって、ライヴならではの雰囲気が出ている」(平林直哉、ライナーノーツより)
レスピーギはCD初出として登場した稀少音源。クナ唯一の録音。「ドン・キホーテ」と同一日の演奏。「曲が曲だけにクナの個性が濃厚とは言えないが、ウィンナ・ワルツで見せたようなしゃれた明るさに溢れ、時たま『バーデン娘』で見せたような豪快さがチラリと顔をのぞかせる」(平林直哉、ライナーノーツより)、「肩の力を抜いたクナの憩いのひとときで、その流れの良さが楽しい」(宇野功芳、レコ芸95年3月号の月評より)


ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

録音:1964年1月16日 ミュンヘン(ライヴ)【ミュンヘンでの最後の演奏会】
録音:1964年4月12日 ウィーン(ライヴ)【ウィーンでの最後の演奏会】
録音:1962年3月2日 フランクフルト・アム・マイン(放送用ライヴ)
録音:1953年4月25日/ 26日 ウィーン(ライヴ)
録音:1962年1月6日 ミュンヘン(ライヴ)
録音:1958年1月6日 ミュンヘン(ライヴ)
録音:1959年1月6日 ミュンヘン(ライヴ)
以上、7つのコンサートの記録
4909346020207

関連商品