息のあったアンサンブルによる極めて上質なベートーヴェン
- アーティスト:トリオ・ヴァンダラー
- レーベル:HARMONIAMUNDI
- 品番:KKC-5635/38
- 原盤品番:HMC-902100
- 国内盤:(国内仕様)
- ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
- 価格:¥6,110 (税込)
- 形態:4CD
- 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付
息のあったアンサンブルによる極めて上質なベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
CD1
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 作品1-1、ピアノ三重奏曲第2 番ト長調 作品1-2
CD2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 作品1-3、ピアノ三重奏曲第4 番変ロ長調 作品11-1「街の歌」、
ピアノ三重奏曲第10番変ホ長調 作品44~創作主題による14 の変奏曲(さあ、彼女とはお別れだ)
CD3
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 作品70-1「幽霊」、ピアノ三重奏曲第6 番変ホ長調 作品70-2
CD4
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 作品97-1「大公」、
ピアノ三重奏曲第11番ト長調 作品121a(『私は仕立て屋カカドゥ』の主題による10 の変奏)、
ピアノ三重奏曲第9番変ホ長調 WoO38、 ピアノ三重奏曲第8番変ロ長調 WoO39
トリオ・ヴァンダラー
ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン(ヴァイオリン)
ラファエル・ピドゥー(チェロ) ヴァンサン・コック(ピアノ)
録音:2010年12月、2011年9月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
★18世紀の終り、ピアノ三重奏曲は、ピアノ・ソナタの延長線上にあるもの、いわばヴァイオリンやチェロが、ピアノの補強やアクセント的な役割を担うものとされ、弦楽四重奏よりも一段軽めなジャンルで、三楽章構成で、最終楽章は軽やかで優雅なロンドで書かれるのが常でした。ベートーヴェンはこの慣習に終止符を打つべくピアノ三重奏曲作品1を1795年、世に出しました。弦楽四重奏曲と同じように四楽章構成にし、終楽章をソナタ形式で書くことにより、音楽に深いドラマと交響曲のように雄大さを与えました。そして自身がピアニストとして舞台に招かれることを前提として作曲したため、とりわけこの作品1はピアノ・パートの充実が目立ちます。そんな野心に溢れた若きベートーヴェンの作品1に始まり、交響曲第3、5、5番などを書いた充実期(1810年前後)に生み出された作品70など、ベートーヴェンが折に触れ作曲し続けたピアノ三重奏曲は、どの作品も、またどの作品の各パートも目を見張る充実ぶり。慣習の3楽章構成で、最終楽章がロンドの作品もありますが、どれもベートーヴェンの野心と情熱、才能と創意に満ちています。そんなピアノ三重奏の全曲を、トリオ・ワンダラーの素晴しい演奏で心行くまで堪能できる、贅沢なセットです。
◆レコード芸術 2016年9月号 特選盤
トリオ・ヴァンダラー
HMM-932002
トリオ・ヴァンダラー、カトリーヌ・モンティエ(ヴァイオリン)、クリストフ・ゴーゲ(ヴィオラ)
KKC-6720
トリオ・ヴァンダラー、カトリーヌ・モンティエ、クリストフ・ゴーゲ
HMM-902318
トリオ・ヴァンダラー
HMX-2932100
トリオ・ヴァンダラー
HMM-902344
トリオ・ヴァンダラー
HMM-902289
トリオ・ヴァンダラー
HMG-501987
トリオ・ヴァンダラー
HMM-902248
トリオ・ヴァンダラー
KKC-5635/38
トリオ・ヴァンダラー
HMC-902222
トリオ・ヴァンダラー
HMM-902321