ヨーロッパ巡り

管楽器アンサンブルでルネサンス時代の音楽を俯瞰する

  • アーティスト:ノルディック・ブラスアンサンブル
  • レーベル:2L
  • 品番:KKC-5700/01
  • 原盤品番:2L-128SABD
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:¥4,715 (税込)
  • 形態:Blu-ray Disc Audio + SACD Hybrid
  • その他の製品情報:5.1 surround/stereo
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

『ヨーロッパ巡り』

組曲《ヨーロッパ巡り》

フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584–1654):モラーレスのバッタリア

クリストバル・デ・モラーレス(c.1500–1553):慈悲深き主イエスよ

ミヒャエル・プレトーリウス(1571–1621): 組曲《テルプシコーレ》

カルロ・ジェズアルド(c.1560–1613):私の心は死ぬほど悲しい

モーウンス・ペーザセン(c.1585–1623)/ジョン・ダウランド(1563–1626):クリスチャン四世の宮廷の音楽

クリストバル・デ・モラーレス(c.1500–1553):死の悲しみが私を取り囲み

ティールマン・スザート(c.1500–c.1564):戦いのパヴァーヌ

マテオ・フレチャ(c.1481–1553):早口のおしゃべり

アントニー・ホルボーン(c.1547–1602):《ホルボーン組曲》

カルロ・ジェズアルド(c.1560–1613):わが愛しの人よ

アンドレ=ダニカン・フィリドール(c.1647–1730):ルイ十三世の宮廷の音楽

クロード・ル・ジュヌ(1528/30–1600):春がめぐり来て

アドリアーノ・バンキエリ(1568–1634):ラ・バッタリア(戦い)

ティールマン・スザート(c.1500–c.1564):スザート組曲


ノルディック・ブラスアンサンブル

録音:2014年8月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)

制作・バランスエンジニアリング・編集:ヨルン・シメンスタ

録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン

ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ


[DXD(24bit/352.8kHz)録音]

[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), Dolby Atmos(48kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle MP3 + MQA Region ABC]

[SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]


★ルネサンスの始まりは一般に14世紀中期とされています。中世後期のヨーロッパは、戦争、疫病の発生、政治の激変、時には他文化との血なまぐさい衝突を経験し、ローマ帝国時代から引き継がれてきた社会構造と思考様式は決定的に引き裂かれてしまいました。そして、黒死病の灰の中から根本的な変化を遂げた社会が出現したころ、芸術、建築、哲学に変革をもたらす「ルネサンス」の運動がイタリアに生まれました。ノルディック・ブラスアンサンブルの『ヨーロッパ巡り』は、歴史をたどると14世紀オスマン帝国の歩兵軍団イェニチェリの音楽隊メフテルに行き着くという「管楽器」のアンサンブルによって、ルネサンス時代の音楽を俯瞰するアルバムとして企画されました。

★最初に演奏されるのは、スペインに生まれ、イタリアで活動したバルトロメオ・ラモス・デ・パレーハとフランシスコ・デ・ラ・トレの曲、ドイツのヨハン・ヴェックの曲、作者不詳の17世紀の曲で構成する組曲《ヨーロッパ巡り》。プレトーリウスの舞曲集《テルプシコーレ》の音楽、デンマーク王室に仕えたジョン・ダウランドとデンマークのモーウンス・ペーザセンの曲による《クリスチャン四世の宮廷の音楽》、アンドレ=ダニカン・フィリドールが作曲したルイ十三世の宮廷のための音楽による組曲とつづき、最後がパンキエリの《ラ・バッタリア(戦い)》とスザートの組曲。ルネサンス発祥のフィレンツェ、フランス、イングランド、ドイツ、スペインの音楽を中心とするプログラムです。

★ノルディックアンサンブルは1993年に創設されました。オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、ヨーテボリ交響楽団など北欧のオーケストラに所属し、「一緒に室内楽をやりたい」というプレーヤーたちの集まりです。メンバーは、トランペット4人、ホルン1人、トロンボーン4人、テューバ/チンバッソ1人、打楽器/ティンパニ1人。ルネサンスから「われらの時代」まで、広いレパートリーをもち、年に2回程度集まっては、コンサートとツアーを楽しんでいます。『ヨーロッパ巡り』の音楽は、このアンサンブルのトランペット奏者ふたり、ハンス・ペッテル・スタングネスとスティアン・オーレスキョルが手がけた編曲で演奏されます。

録音セッションの会場は、オスロに近いベールムのヤール教会。2Lレーベルを創設した共同経営者のひとり、ヨルン・シメンスタが制作と編集を担当しました。


[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]


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