ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のための6つのソナタ

ケラスのチェロが描く、ヴィヴァルディの音楽の光と影

  • アーティスト:ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:KKC-5944
  • 原盤品番:HMM-902278
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:¥3,300 (税込)
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のための6 つのソナタ



・ソナタ第5 番ホ短調RV 40

・ソナタ第1 番変ロ長調RV 47

・ソナタ第3 番イ短調RV 43

・ソナタ第4 番変ロ長調RV 45

・ソナタ第2 番ヘ長調RV 41

・ソナタ第6 番変ロ長調RV 46



ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/1690 年、ミラノ(製作者不明))

ミヒャエル・ベーリンガー(チェンバロ、オルガン)

リー・サンタナ(テオルボ) クリストフ・ダンゲル(チェロ)

録音:2017 年10月

★音楽への真摯な姿勢に貫かれた活動を展開しているチェリスト、ジャン=ギアン・ケラス。今回は、ガット弦と、バロック・スタイル・ボウ(シャルル・リシェ)で、非常に艶っぽく、時に親密でソフトにヴィヴァルディのソナタを聴かせます。

★ヴィヴァルディ、というと、まるでプルーストのマドレーヌのように、自身の幼い頃を思い出すというケラス。熱心なアマチュアピアニストだった母は、ケラスが言葉を話し出す前から、ヴィヴァルディらの室内楽も演奏しており、ケラスがチェロをはじめた頃からこれらのヴィヴァルディ作品は自分と共にあったといいます。
「ヴィヴァルディは聴き手の手をとって、実際に味わったり、見たり、踊ったりすることのできるような世界にいざなってくれる」と語るケラス。通奏低音も、曲や楽章によって編成を変えるなど、曲のキャラクターが際だつように演奏しています。すべての曲が完全に手の内に入っている余裕も感じられる、らくらくとした演奏。
明晰であいまいなところのない譜面の読み込みと、すべてを弾きこなす完璧なテクニックで、ヴィヴァルディ作品の光と影を描きます。

★チェンバロのミヒャエル・ベーリンガーは、フライブルク・バロック・オーケストラでもチェンバロ奏者としてツアーに参加している名手。ヒレ・パールとバッハ のソナタを録音しています。リー・サンタナはアメリカのリュート・テオルボ奏者で、フライブルク・バロック・オーケストラでも活躍したほか、ヒレ・パールの夫君でもあります。クリストフ・ダンゲルはコワンらに師事しており、ムローヴァ、ジョシュア・ベルらと共演もしている中堅です。
2018年9月来日予定。
◆レコード芸術 2018年12月号 特選盤

4909346016996

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