★長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS,など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。
シリーズ第10弾は、チャイコフスキー交響曲第4番。第6番「悲愴」(FR.720SACD/KKC.5697)でも圧倒的な演奏を聴かせてくれただけに期待が高まります。交響曲第4番を作曲していた頃、チャイコフスキーは「白鳥の湖」の失敗や望まない結婚など、作曲家としても人生でも激動期でありました。それを支えたのは、経済的な支援を行ったメック未亡人や友人たちであり、この作品の楽譜には「我が最高の友人たちへ」という献辞が書かれています。第1楽章冒頭、壮大なファンファーレで開始されます。金管の名手揃いのピッツバーグ響ですが、ホーネックは意外にも抑え気味に鳴らします。その後の弦も丁寧に描き、第2楽章の端正なオーボエ、木管群の多彩な描写力は見事。第3楽章では、弦のピチカート、オーボエの民族風の旋律、そしてトランペットの行進曲など、ホーネックらしい勢いとリズム感で進み、第4楽章ではクライマックスまで一気に駆け抜けます。また、sound mirror社の高品位な録音で、金管の厚みのある響きや、弦の艶と華やかさを巧みにとらえています。
ピッツバーグ響の二人の名手による見事な演奏で披露された、カップリングのジョナサン・レシュノフのクラリネットとファゴットのための二重協奏曲は、ピッツバーグ響による委嘱作品。
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https://www.youtube.com/watch?v=VXQ-LbRWOCQ&feature=emb_title