★ロト&ギュルツェニヒ管によるブルックナー全集録音第4弾、ついに第9番が登場。最晩年のブルックナーが残した3つの偉大な楽章に真正面から挑みます。リリースのたびに作品イメージを書き換えてしまうほどの鮮烈さをみせる当シリーズ、今作も話題間違いなしの必聴演奏です。
★すっきり見通しが良いのにしっかりとエネルギーにあふれ、重苦しくないのに重厚な説得力があり、オーケストラの能力をフルに引き出して完璧にコントロールするロトの指揮が全編に渡り冴えまくっています。曲のもつ大きなフレーズ、全体の流れにのせて音楽を奏でていく巧みな自然さが圧巻。対抗配置のヴァイオリン間で繊細に歌うヴィオラなど、声部バランスの美しさにも惚れ惚れします。丁寧かつ大胆に巨大な世界を生成していく第1楽章、『春の祭典』ばりに熾烈なリズムを打ち付ける第2楽章、純粋な美のなかで調性崩壊ぎりぎりの音響が心を震わす第3楽章と、息つく暇もなく聴ききってしまいます。ブル9の新たな名盤を是非お試しあれ!
〈ロト&ギュルツェニヒ管のブルックナー〉
・交響曲第4番(1874年第1稿) 国内仕様盤:KKC-6696 / 直輸入盤:MYR-032
・交響曲第7番(ノヴァーク版、2003年第3改訂版) 国内仕様盤:KKC-6449 / 直輸入盤:MYR-030
・交響曲第3番(1873年第1稿/ノヴァーク版) 国内仕様盤:KKC-6772 / 直輸入盤:MYR-033
トレイラーはこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=m1phVaw17n4