エルプフィルハーモニー・ハンブルク~グランド・オープニング・コンサート

紆余曲折を経て完成したハンブルクの新しいホール
エルプフィルハーモニー・ハンブルクのグランド・オープニング・コンサート
エルプ・フィル&ヘンゲルブロックと豪華共演者たちによるライヴ映像

  • アーティスト:トーマス・ヘンゲルブロック
  • レーベル:C MAJOR
  • 品番:KKC-9242
  • 原盤品番:74-1504
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:¥6,619 (税込)
  • 形態:Blu-ray
  • その他の製品情報:画面:16:9 1080i HD 音声:PCM ステレオ、 DTS-HD MA5.0 本編字幕:独英仏韓日 ドキュメンタリー字幕:英韓日
  • 収録時間:165:00(本編112:00 / ドキュメンタリー53:00)
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

エルプフィルハーモニー・ハンブルク~グランド・オープニング・コンサート



・ブリテン:オウィディウスによる6つの変容Op.49~「パン」

カレフ・ユリウス(オーボエ)

・デュティーユ:「瞬間の神秘」~呼びかけ/エコー/プリズム

・カヴァリエーリ/アルキレイ:「ラ・ペッレグリーナ」(1589)~高き天球から

フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)マルグレート・ケール(ハープ)

・ベルント・アロイス・ツィンマーマン:「フォトプトシス」大管弦楽のための前奏曲

イヴェタ・アプカルナ(オルガン)

・ヤコプ・プレトリウス:

5声と通奏低音のためのモテッ」~「あなたはなんと美しいことか」

プレトリウス合奏団

・ロルフ・リーバーマン:フリオーソ(1947)

シェ・ヤーオウ(ピアノ)

・カッチーニ:新しい音楽(1601)~「麗しのアマリッリ」

フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)マルグレート・ケール(ハープ)

・メシアン:トゥランガリラ交響曲(1948)~「終曲」

シェ・ヤーオウ(ピアノ)トマ・ブロック(オンド・マルトノ)

・ワーグナー:「パルシファル」~前奏曲

・ヴォルフガング・リーム:追悼~ハンス・ヘニー・ヤーンを悼む三連の詩句と引用句(世界初演)

パヴォル・ブレスリク(テノール)イヴェタ・アプカルナ(オルガン)

・ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」~ 第4楽章

ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)ヴィープケ・レームクール(アルト)

パヴォル・ブレスリク(テノール)ブリン・ターフェル(バス・バリトン)



トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団

北ドイツ放送合唱団(合唱指揮:フィリップ・アーマン)

バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ハワード・アーマン)

収録:2017年1月11日 エルプフィルハーモニー、ハンブルク(ライヴ)



【ドキュメンタリー】新しいランドマーク、エルプフィルハーモニー・ハンブルク

★2017年1月11日にドイツ、ハンブルクでグランドオープンを果たしたコンサートホール「エルプフィルハーモニー・ハンブルク」。その記念すべき杮落しコンサートのライヴ映像が発売となります。

ドイツ北西部のエルベ川の河口から100kmほど上流に位置する港町ハンブルク。エルベ川が悠々と流れるハンブルク港は欧州第2の貿易港としてその名を馳せています。そのハンブルクの古い工業地帯を再開発して建てられたのがエルプフィルハーモニー・ハンブルクです。建築設計は北京オリンピックの開幕式が行われたスタジアムや日本では青山のプラダ・ブティックを手がけた世界が注目するスイスの建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン。ホールの最も重要音響には、世界を代表する音響設計者である豊田泰久氏が担当、設置されるピアノは内田光子氏が選定したという、日本人も多く関わって完成しました。

ハンブルクを代表するオーケストラである北ドイツ放響はこのホールが新たな本拠地となり、それに伴いオーケストラ名を「NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団」と改名。そして小ホールを「アンサンブル・レゾナンツ」が拠点とし、新しいスタートを切っています。

このオープニング記念コンサートはNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者ヘンゲルブロックはもちろんのこと、一流の音楽家が沢山出演しています。世界的カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーがカッチーニの「麗しのアマリッリ」などをハープのマルグレート・ケールと共演。澄み切った歌声がホールに響き渡ります。またドイツ人現代作曲家ヴォルフガング・リームがこの日のために作曲した「追悼 ~ハンス・ヘニー・ヤーンを悼む三連の詩句と引用句」の世界初演も行われました。作家でありオルガンの制作者でもあったハンス・ヘニー・ヤーンは、晩年をハンブルクで過ごした土地ゆかりの人物。そして最後にはベートーヴェンの交響曲第9番の終楽章。ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)、ヴィープケ・レームクール(アルト)、パヴォル・ブレスリク(テノール)、ブリン・ターフェル(バス・バリトン)近年目覚ましい活躍を見せている豪華ソリスト陣と華やかに締めくくっています。このコンサートにあわせて、建物の外観にプロジェクションマッピングを施し、「音」と「光」が融合された見事な映像に仕上がっています。

コンサートのライヴ映像の他に、53分のドキュメンタリーも収録されています。実はこのホールは2007年に着工されてから10年の歳月を経てようやく完成されました。ハンブルク港の歴史ある倉庫街をコンサートホールにしようという斬新なアイデアとデザインは、3年の予定であった工期が10年に、総予算は計画の10倍に膨れ上がり、事業として多くの問題を抱えていました。その着工から完成までの紆余曲折を関係者のインタビューを交えて制作されたドキュメンタリー【新しいランドマーク、エルプフィルハーモニー・ハンブルク】。歴史の目撃者となる貴重なドキュメンタリーとなっています。


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