★バーンスタイン生誕100周年を機に、遂に!ブルーレイとDVDで発売されることになった1981年バイエルン放送交響楽団との「トリスタンとイゾルデ」。この演奏は、1981年におよそ一年かけて一幕ずつ3回に分けて演奏会形式で上演され、PHILIPSレーベルから録音が発売されると、バーンスタイン晩年特有のテンポ感をあらわすような、全曲266分超という演奏時間の長さや、ただならぬバーンスタインの巨大なエネルギーに満ちた壮絶な演奏で大変な話題となりました。また、バーンスタインと対極をなす巨匠カール・ベームは、亡くなるその年に聴いたこの演奏について「ワーグナーが意図するままの演奏であった」と賛辞を述べたといい、今日でも決して色あせない深い感銘を与える演奏です。
この演奏会はテレビ放映もされ、映像化も待ち望まれていましたが、この度デジタルリマスターされブルーレイとDVDで発売されることになりました。この演奏では、当時最高峰のワーグナー歌手たちが集結しています。トリスタンは、当時ヘルデンテノールとして絶頂期を迎えていたペーター・ホフマン。晩年は病と闘いながらの音楽活動でしたが、ここでは神々しく輝かしいホフマンの姿をみることができます。イゾルデは、「サロメ」でカラヤンに発掘され、この録音で一気に知名度をあげたソプラノ、ヒルデガルト・ベーレンス。まだ若々しさを感じる魅力的な歌声で聴かせてくれます。
歴史的録音のため、ノイズ及び映像の乱れが生じることがございます。予めご了承ください。