オーベルマンの谷 初稿

リストの心理的描写がベールに包まれること無く、ストレートに表現されている(大井和郎)

近藤毬生デビュー・アルバム
超難曲「オーベルマンの谷」初稿の貴重な録音!
第2稿と並べて紐解かれるリストのピアノ書法

  • アーティスト:近藤毬生
  • レーベル:KOMA
  • 品番:KOMA-10001
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:¥3,300 (税込)
  • 形態:CD
  • 付属品:国内製作・日本語帯・解説付

TRACK LIST

オーベルマンの谷 初稿

フランツ・リスト:
『旅人のアルバム』 S.156より
(1) オーベルマンの谷(初稿)
『巡礼の年 第1年 スイス』 S.160より
(2) 第1曲 ウィリアム・テルの聖堂
(3) 第4曲 泉のほとりで
(4) 第5曲 嵐
(5) 第9曲 ジュネーヴの鐘
(6) 第6曲 オーベルマンの谷(第2稿)
[ボーナス・トラック]
(7) オーベルマンの谷 - Ossia(第2稿より)

近藤毬生(ピアノ)
録音:2024年7月11-12日/かながわアートホール

レコーディングディレクター&エンジニア:国崎裕(日本コロムビア)
ピアノテクニシャン:高木裕(タカギクラヴィア)
ピアノチューナー:大野直美(タカギクラヴィア)
使用楽器:ニューヨーク・スタインウェイ CD368(1912年製)
★ピアニスト近藤毬生(こんどう・まりな)のデビュー・アルバム。自主レーベルからの発売です。自身が専門とするリスト作品でまとめた内容で、ほとんど録音のない超難曲「オーベルマンの谷」初稿を収録。
★苦悩にみちたセナンクールの小説『オーベルマン』に触発されたリストのピアノ曲「オーベルマンの谷」は、最初に『旅人のアルバム』S.160のなかの1曲として書かれ、これが改訂されて『巡礼の年 第1年』S.165に収録されました。このふたつの稿にはかなり違いがあり、初稿はとにかく音符が多く、強烈なまでに演奏至難。限界に挑戦するようなピアニズムを縦横に駆使した譜面で、なかなか取り上げられないのもうなずけます。一方、第2稿はすっきりした印象を受けますが、音楽の核が明確に浮かび上がり輝くような書法の洗練を感じます。両者を聴き比べ、さらに第2稿にあるOssiaまで聴くことができる、とても貴重で興味の尽きないアルバムです。
★演奏の素晴らしさも特筆。すべての音符がきちんと鳴っているのはもちろん、作品の文学的側面をとらえ、旋律の流れや音響のバランスを巧みにコントロールしています。

Artist

●近藤毬生(こんどう・まりな) プロフィール
1歳半より絶対音感教育を受け、3歳よりピアノをはじめる。神奈川県立相模原中等教育学校、桐朋学園大学ピアノ専攻を経て、同大学院修士課程修了。
2012年:第2回日本ベートーヴェンコンクール中学生の部第2位。
2015年:日本ピアノ研究会第11回オーディション専門部門南関東グランプリ及び横浜市長賞を受賞。
2017年:東京国際芸術協会第66回新人演奏会出演。
2019年:Ⅱ. Danubia Talents Liszt International Music Competition(イタリア)第3位。
2021年:Franz Liszt Center International Piano Competition (スペイン)第3位。
2021年:International Moscow Music Competition (ロシア)第2位。
その他、V Krystian Tkaczewski International Piano Competition(ポーランド)、V Future Stars International Piano Competition(アメリカ)、東京国際ピアノコンクール、ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan、六本木国際ピアノコンクール等にて入賞。
ピアノを芦田くみ、大井和郎、小森谷泉、高田匡隆の各氏に師事し、エリザベス・プリドノフ、ロルフ・プラッゲの各氏からも指導を受ける。室内楽を小森谷泉、鷹羽弘晃、高田匡隆の各氏に師事。
大学在学中より、都内にてソロリサイタルを多数開催。日本クラシック音楽コンクール審査員。

【公式ホームページ】https://marina-kondo.com/
4573589680100

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