■フランスが誇る名ピアニスト=アラン・ジャン・マリーの新作が登場です！
■晩年のバルネ・ウィランを支え続けた名手の新作は王道を突く進むピアノトリオ！奇を衒った演奏ではなく真摯に目の前の演奏と響きに向き合った質感で、音数を詰め込み過ぎず歌心のあるピアノのフレーズの数々には心打たれます。彼の思索的・内向きな美しさを最大限に活かしつつ、ベースとドラムの実直な働きがそれをさらに際立たせている印象です。ピアノ・トリオの理想形のひとつがここにあります。
■チャーリー・パーカー②やジョビン⑥の王道から、あまり知られてはいない名曲群(①ケニー・ホイーラー、③ケニー・バロン、⑫デニー・ザイトリンなど)も取り上げつつ、自作曲である⑨や⑪がまた大変素晴らしい…演奏能力でなく作曲に関しても、長い期間をかけて積み上げ磨かれ続けてきた彼の感性が眩しく光っています。