J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(全曲)
テルマーニー・エミル
バッハ弓を用いた貴重な録音!
- アーティスト:テルマーニー・エミル
- レーベル:ANALOGPHONIC
- 品番:LP-43126
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:3LP
- その他の製品情報:限定盤
TRACK LIST
J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(全曲)
LP1-A
ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
LP1-B
パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
LP2-A
ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
LP2-B
パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
LP3-A
ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
LP3-B
パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
テルマーニー・エミル(ヴァイオリン/弓:VEGAバッハ・ボウ)
録音:LP1/1953年11月19,20,25,27日(プロデューサー:ジョン・カルショー)
LP2/1953年9月24,25,28,29日(プロデューサー:ジョン・カルショー)
LP3/1954年4月1,2&5-7日(プロデューサー:ジョン・カルショー)
マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)
180gLP盤プレス:パラス(ドイツ)
★いわゆる‘バッハ弓’、湾曲弓、毛がゆるめに張られた弓を用いてのバッハ録音。このスタイルの弓を用いた録音としては初めてのものと考えられます。奏者のテルマーニー・エミル(1899-1991)は、ハンガリーのヴァイオリン奏者で、フバイらに薫陶を受け、バロック演奏法の研究にも熱心な人物でした。この録音が行われたのは1953年。レオンハルト(1928-2012)、アーノンクール(1929-2016)らが活躍し、アーノンクールがウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを設立した年でもあります。
★シュヴァイツァーはバッハについての評伝を遺していますが、その中でもヴァイオリンの弓について言及しており、この‘バッハ弓’(シュヴァイツァーによる命名)を用いたソナタとパルティータの演奏を聴いたものは誰でも、バッハの作品中でその素晴らしい素材の喜びがいかに失われてしまったか、ということに気づくだろう、と述べています。4つの弦を同時に奏することが難しいため和音はすばやいアルペジオのように演奏されるので、緊張感が削がれてしまうという意見もありますが、しかしながら、バッハの当時の演奏スタイルを知る上で、得るものは大きかったといえるでしょう。オリジナルの姿を求めて熱き議論を活発に交わしながら音楽に携わっていた人々の熱き思いまでもが刻み込まれた、貴重なバッハ録音です。
★個々のスリーブにもデザインが印刷されている、なんとも凝った作りとなっています。
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