ティペット:ピアノ協奏曲、交響曲第2番

ガードナー率いるLPO新譜第3弾はティペット!
オズボーンがソロのピアノ協奏曲!
ピアノもオケも圧巻の完璧な技巧

  • アーティスト:エドワード・ガードナー、スティーヴン・オズボーン、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  • レーベル:LPO
  • 品番:LPO-0129
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲 協奏曲 現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 入荷予定時期:2025年1月上旬

TRACK LIST

ティペット:ピアノ協奏曲、交響曲第2番

マイケル・ティペット(1905-98):
・ピアノ協奏曲
 1. アレグロ・ノン・トロッポ
 2. モルト・レント・エ・トランクイッロ
 3. ヴィヴァーチェ
・交響曲第2番
 1. アレグロ・ヴィゴローソ
 2. アダージョ・モルト・エ・トイランクイッロ
 3. プレスト・ヴェローチェ
 4. アレグロ・モデラート

エドワード・ガードナー(指揮)
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
ピーター・シェーマン(コンサートマスター/ピアノ協奏曲)
アリス・アイヴィ=ペンバートン(コンサートマスター/交響曲第2番)
録音:2023年1月25日(ピアノ協奏曲)、2024年4月10日(交響曲第2番)、いずれもロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
★2021年よりLPOの首席指揮者を務めるガードナー、LPOレーベルより第3弾の登場。第1弾『ティペット:真夏の結婚』(LPO-0124)は2023年グラモフォンのベスト・オペラを受賞。『ベルリオーズのファウストの劫罰(LPO-0128)』に続く第3弾となります。
★20世紀イギリスを代表する作曲家、マイケル・ティペットの、演奏・録音機会ともまだ少ないピアノ協奏曲と、交響曲第2番という組み合わせ。ピアノ協奏曲ではスコットランド出身のオズボーンがソロを務めております。オズボーンはとりわけ近・現代ものにも定評があるだけに、注目です。
★ティペットはピアノ協奏曲を1953-55年にかけて書き上げました。ギーゼキングがベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番をリハーサルしているのを聴いて着想したそうで、この作品の構成や、特に第2楽章など、ベートーヴェンを意識した部分も見られる作品です。当時「現代音楽」は時代の不安などを反映させるべき、という共通認識がありましたが、ティペットは、本質的な美しいものや、生命の神秘、そして生きることの喜びを表現したいと考え、この作品も、どこか別の世界に連れて行ってくれるような圧倒的なスケールが特徴です。チェレスタも活躍する楽曲で、その音色は呪文、呪術、超自然的なものを連想させます。オズボーンは、ティペット作品のチャンピオンと評されている存在ですが、技術的に難しい作品を、完璧な技巧で、しかもオーケストラとの複雑なインタープレイもこなし、大規模なオーケストラのポリフォニーの大波に棘のように鋭いアクセントをもたらしています。
★交響曲第2番は、ヴィヴァルディを聴いているときに着想した作品ということですが、マイルス・デイヴィス風な弦楽器のハーモニーがあったり、伊福部調のオスティナートがあったりと、全体的に高い緊張感に貫かれた作品です。特にスケルツォ楽章ではトリッキーなリズムが印象的ですが、ガードナー率いるLPOは、この作品を完璧に仕上げております。
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