エルガー:交響曲、エニグマ変奏曲、チェロ協奏曲、行進曲集

サー・コリン・デイヴィスの芸術
LSOの至高のエルガーがセットで登場!
パッパーノ、デ・ブルゴスの初出音源も収録!

  • アーティスト:ロンドン交響楽団、コリン・デイヴィス、アントニオ・パッパーノ
  • レーベル:LSO LIVE
  • 品番:LSO-0572
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲 協奏曲 管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:4CD
  • 収録時間:305:01

TRACK LIST

エルガー:交響曲、エニグマ変奏曲、チェロ協奏曲、行進曲集/ロンドン交響楽団

[Disc1](71:17)
エルガー:
・交響曲第1番 変イ長調 op.55/サー・コリン・デイヴィス(指揮)【録音:2001年9月30&10月1日、バービカン・ホール】
・行進曲「威風堂々」op.39より第3番 ハ短調、第2番 イ短調、第5番 ハ長調/バリー・タックウェル(指揮)【録音:1988年4月26&27日/ウォルサムストー・タウン・ホール】
[Disc 2](77:51)
エルガー:
・交響曲第2番 変ホ長調 op.63/サー・コリン・デイヴィス(指揮)【録音:2001年10月4&5日、バービカン・ホール】
・戴冠式行進曲 op.65
・帝国行進曲op.32
・行進曲「威風堂々」op.39より第1番 ニ長調
バリー・タックウェル(指揮)【録音:1988年4月26&27日、ウォルサムストー・タウン・ホール(op.65とop.32は4月27日のみ録音)】
[Disc 3](77:56)
・エルガー:交響曲第3番 ハ短調 op.88(A.ペイン(1936~2021)補筆)/サー・コリン・デイヴィス(指揮)【録音:2001年12月13&14日、バービカン・ホール】
・ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題によるファンタジア/サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)【録音:2020年3月15日、バービカン・ホール】
・エルガー:行進曲「威風堂々」op.39より第4番 ト長調/バリー・タックウェル(指揮)【録音:1988年4月26&27日、ウォルサムストー・タウン・ホール】
[Disc4](77:57)
エルガー:
・序奏とアレグロ(弦楽のための)op.47/サー・コリン・デイヴィス(指揮)【録音:2005年9月2日3&12月9日、バービカン・ホール】
・エニグマ変奏曲/サー・コリン・デイヴィス(指揮)【録音:2007年1月6&7日/バービカン・ホール】
・チェロ協奏曲/フェリックス・シュミット(チェロ)、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)【録音:1988年9月28&29日、ウォルサムストー・タウン・ホール】

ロンドン交響楽団
★ロンドン交響楽団によるエルガー作品がボックスで登場。デイヴィス指揮の交響曲ほか、パッパーノ指揮によるエルガーと同時代の作曲家ヴォーン=ウィリアムズの初出音源、さらにバリー・タックウェルとの名演≪威風堂々≫も盛り込まれた注目リリースです!
★ロンドン交響楽団(LSO)が設立されたのは1904年、その最初期、エルガーもオーケストラを指揮していました。また、1926-32年、エルガーは自作自演の形でLSOと作品を録音、この録音は多くの指揮者たちの大きな指標ともなりました。その録音でエルガーを勉強したサー・コリン・デイヴィス(1927-2013)もエルガーにも並々ならぬ思い入れがありました。エルガーのことを“大きくて丸々としていて、犬を連れて川岸を散歩するのが好きだったりと、まるでファルスタッフのようだった。陽気な茶目っ気があるかと思えばメランコリックな面もあり、そうした二面性は作品にもあらわれているが、大きな魅力だ”とデイヴィスは語りました。さらに”楽譜を見ると、エルガーは自分が何をどうしてほしいか、というのが明確にある作曲家であり、「poco accelerando (少しずつ速くする) 、そしてその後にsubito tempo primo(直ちにもとのテンポにもどす)、と書いてあるが、これを指示通りにすると聴き手は突然落馬したような印象になる。エルガーの細かな楽譜への指示はいつも注意深く読み解かなければならない。”と、その綿密に書きこまれた楽譜の読み込みを、行間までを読むように研究していました。そうしたデイヴィスがのこしたライヴはエルガー作品の新たな決定版として長く語り継がれるものとなっています。
★≪威風堂々≫は、1955-68年LSOの首席ホルン奏者を務めたバリー・タックウェル指揮。LSOレーベルとしては初登場音源。こちらも管楽器が豪快に鳴っており、管楽器セクションでも世界に名を轟かせる礎をつくったともいえるタックウェルとLSOとの引き締まった演奏となっています。
★パッパーノ指揮によるヴォーン=ウィリアムズは初出音源。この作品は1910年に作曲者自身の指揮、LSOの弦楽メンバーによって初演されました。弦楽のみによる演奏はオルガンの響きのようでもあり、きわめて美しいSF映画の世界に迷い込んだような、静謐で厳かな神秘的な雰囲気。パッパーノが導く美しい歌と音色を堪能できます。
★チェロ協奏曲も初出音源です。ロンドン交響楽団に定期的に客演していたデ・ブルゴス(1933-2014)指揮。チェロの独奏は、ロンドンの王立音楽院で名誉アソシエイトとなり、音楽院で忙しく教鞭をとっている英国の名手フェリックス・シュミット。冒頭の激しい慟哭から、イギリスの巨匠の風格たっぷりに聴かせます。デ・ブルゴスも暗くうねる旋律をこれでもかと怒涛のように展開しております。
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