ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45

超優秀録音
ゲルギエフ&ロンドン響によるブラームスのドイツ・レクィエム

  • アーティスト:ワレリー・ゲルギエフ
  • レーベル:LSO LIVE
  • 品番:LSO-0748
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:DSD マルチチャンネル ステレオ

TRACK LIST

ブラームス:ドイツ・レクィエム op. 45
サリー・マシューズ(ソプラノ)
クリストファー・マルトマン(バリトン)
ロンドン交響合唱団
サイモン・ハルシー(合唱指揮)
ロンドン交響楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
収録:2013年3月30&31日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス


★ SACD ハイブリッド盤。2012/13年のシーズンに、ゲルギエフはロンドン響を指揮してブラームスとシマノフスキの作品を対比上演するという意欲的なシリーズで話題を集めましたが、このたびLSO Live に登場するブラームスの「ドイツ・レクィエム」は、2013年3月30日と31日に、シマノフスキの「スターバト・マーテル」(LSO0739)に続いて、後半に演奏されたプログラムになります。

ゲルギエフにはロッテルダム・フィルを指揮した「ドイツ・レクィエム」のライヴ映像作品がすでに知られており、2008年5月25日におこなわれたこのときの模様は、1995年よりこの年まで13年に亘るゲルギエフの首席指揮者時代を締め括る最後のコンサートということもあってでしょうか。たいへん熱のこもった指揮ぶりと並んで、世界最高峰と称されるスウェーデン放送合唱団の高水準の仕上がりがひときわ記憶に残るものでした。

いっぽう、ロンドン響との新盤でも、相変わらず声楽陣の優秀さが光ります。1966年にロンドン響の仕事を補完するために結成され、ロンドン響とのこれまでのレコーディングでも数多くのパワフルな演奏を聴かせてきたロンドン・シンフォニー・コーラスを率いるのは、当代超一級のコーラス・ビルダーとして知られるサイモン・ハルシー。精緻で妙なるハーモニーはまさに、このひとならではのなせるワザといえます。

ともに英国出身のソリストのふたりも的を射たキャスティング。LSO Live ではおなじみのマシューズは、凛とした歌声がたまらなくチャーミング。リートに声楽曲、オペラと実績を積むマルトマンは、知的で濃やかな性格表現に長けていることをここでもあらためて強く印象付けています。

ゲルギエフ率いるロンドン響による「ドイツ・レクィエム」は、就任以来7シーズン目に入った首席指揮者のもとで、あらたな充実の時代を迎えている楽団のいまをうかがい知るのに、またとない内容といえるでしょう。


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