ワイル:七つの大罪

ラトルの冴える魔法の指揮
LSOの管弦楽が高い緊張感で炸裂
ワイルの傑作《七つの大罪》
コジェナーら豪華キャストを得ての決定盤の登場!

  • アーティスト:サー・サイモン・ラトル、ロンドン交響楽団
  • レーベル:LSO LIVE
  • 品番:LSO-0880
  • ジャンル: ジャンル クラシック 歌劇 管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:5.1 multi-channel
  • 入荷予定時期:2025年1月中旬

TRACK LIST

ワイル:七つの大罪

クルト・ワイル(1900-1959):
1-9. 七つの大罪 (1933)
10. 森の死 op.23 (1927)#
11. ストリート・シーン(1947)より第1幕孤独な家(Lonely House)*
12-13. ウォルト・ホイットマンの詩による4つの歌(1942-47)〈I. Beat! Beat! Beat!+/IV. 二人の退役軍人のための哀悼歌*〉
14-21. 小さな三文オペラの音楽 (1929)

ロンドン交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ/アンナ)
アンドルー・ステイプルス(テノール/父)*
アレッサンドロ・フィッシャー(テノール/兄弟)
ロス・ランゴビン(バリトン/兄弟)+
フロリアン・ベッシュ(バス=バリトン/母)#
録音:2022年4月28日、バービカン・ホール(ロンドン、ライヴ)
★資本主義社会を痛烈に批判した《七つの大罪》は、金とモラルの永遠の戦いを鋭く浮き彫りにした、しかし、音楽は非常に楽しくエンターテインメント性に満ちた作品。クルト・ワイルとベルトルド・ブレヒトのコンビとしての最後の共同作品となりました。ここでのブレヒトのペンは、アメリカ大陸の淫らで物質主義的な価値観を糾弾し、聖書にある七つの悪徳を現代風にアレンジしています。ヒトラーが政権を握ると、ユダヤ人のワイル、マルクス主義者のブレヒトはドイツを去り、ワイルは資本主義アメリカと折り合いをつけ、他の共同制作者たちとブロードウェイのために大衆ミュージカルを書くようになります。
★家から半ば追い出されたアンナは、ミシシッピ河畔に小さな家を建てるための資金を7年間で稼いで戻ってくるよう要求される。ブレヒトもヴァイルも訪れたことのない神話のようなアメリカで、アンナは7つの異なる場所で新たな試練に直面する。ルイジアナの自宅では怠惰(sloth)、メンフィスで傲慢(pride)、LAで憤怒(Anger)、フィラデルフィアで暴食(gluttony)、ボストンで色欲(lust)、テネシー(のちにボルティモア)では強欲(greed)、サンフランシスコでは嫉妬(envy)、と様々な土地で、どちらが正しいか、どちらが儲かるか、という問いに直面しながら最後は無事に金銭を調達して自宅に戻るが・・・彼女の両親(母親はバス・アリトンが担当)と2人の兄弟による男声4重唱は、出来事を解説するコーラスとして登場します。サー・サイモン・ラトル、ロンドン交響楽団、そして豪華なソリスト陣が、この内容に反してこの上なくエンターテインメント的な楽しい音に彩られた作品に命を吹き込みます。
★ほかにもワイルの《小さな三文オペラの音楽》などを収録、ラトル率いるLSOの、気持ちのよい管楽器の鳴りも見事な名人芸を堪能できます。
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