ウイルコのギタリストとしても活躍するニルス・クライン
その活動の中核を成すニルス・クライン・シンガーズ新作!
本田ユカ、シロ・バティスタ、ジーナ・パーキンスら
個性派鬼才アーティストもゲスト参加した注目作!!
- アーティスト:The Nels Cline Singers
- レーベル:MACK AVENUE RECORDS
- 品番:MAC-1085
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
ウイルコのギタリストとしても活躍するニルス・クライン
その活動の中核を成すニルス・クライン・シンガーズ新作!
本田ユカ、シロ・バティスタ、ジーナ・パーキンスら
個性派鬼才アーティストもゲスト参加した注目作!!
★ウィルコ、チャーリー・ヘイデン、ディアフーフ、メデスキ・マーティン&ウッド、チボマット、ジュリアン・レイジ、ベン・ゴルドバーグ、エリオット・シャープ、ソニックユース、ヘンリー・カイザー。ジャズ、ロック、アヴァンギャルド、ポストロックなど、ジャンルもスタイルも異なる様々なミュージシャンたちと共演している異才ギタリストがニルス・クラインだ。なかでも現代最高のロックバンド ウィルコでの活躍が目を引く。現在のウィルコを演奏の面で特別なものにしている立役者が、ドラムのグレン・コッチェと、ギターのニルス・クラインだということに異論はないだろう。 ★そんなニルスの活動の中核の一つがニルス・クライン・シンガーズだ。ドラムはパット・マルティーノやビル・フリゼールとも共演するスコット・アメンドラ。ベースは前任のデヴィン・ホフの跡を継いだトレヴァー・ダン。ジョン・ゾーンやマイク・パットンらが信頼を寄せるベーシストだ。クリプトグラモフォンを傘下にしたマックアヴェニューからの本新作は、バンドとしては通算5枚目となる。 ★本作では、これまでのトリオに加え、キーボードにチボマットの本田ユカ、パーカッションはブラジルの奇才シロ・バティスタ、更にビョークとの共演でも知られるエレクトリック・ハープ奏者 ジーナ・パーキンスと個性的なゲストも参加、そのサウンドもこれまで以上の多様性を獲得している。 ★草間彌生へ捧げた「Macroscope」、バーデン・パウエルの声に触発された「Respira」、ジョー・ザヴィヌルやミロスラフ・ヴィトウスなどにインスパイアされた「Seven Zed Heaven」など様々な曲が並ぶ。 ★”アメリカーナ”が表出したのが「The Wedding Band」。ビル・フリゼール、ジェニー・シェインマンとの共演、もとはオルタナティブなカントリーロックバンド アンクル・テュぺロから派生したウィルコ、アメリカーナへのアプローチを見せる新生ジャズ・ギタリストのジュリアン・レイジとの共演などが、繋がって見える。 ★多くの楽曲が、反復やドローンを軸に、即興のダイナミクスを加えて展開していくサウンドスケープだが、その中には、”音楽的に同じ場所に留まったことがない”というニルスの志向がそのまま反映されている。エレキギターのハウリングと、ブラジル音楽のハーモニー、インドのラーガ、そして、エレクトロニカが次々と現れ、溶け合い、ぶつかり、新たな音楽が立ち上る。 ★それらを繋ぐのはニルスのギターだ。ジャズ~フリージャズ~オルタナティブロック~ポストロックを紡いできたニルスのギターは、ポスト・カート・ローゼンウィンケルを模索する新世代ジャズギタリストにも大きな影響を与えている。ここにも当然のように若手が奏でるジャズの現在とシンクロしている瞬間も数多く存在している。ニルス・クラインが見つめる先に見えるもの。そこから、ジャズが様々なジャンルに侵食している現在のシーンが見えてくる。