Be Water

クリスチャン・マクブライドのグループから頭角を現したサンズ
水という物質のもつ性質~“流動性”“順応性”からインスパイアされた10編
"静けさ"、"美しさ"と共に"強大な力"も持ち、哲学的な発想も生む
水をテーマにしたコンセプト・コンポジション・アルバム

  • アーティスト:Christian Sands
  • レーベル:MACK AVENUE RECORDS
  • 品番:MAC-1170
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Christian Sands / Be Water

1. Intro 3:40 (Side A)
2. Sonar 7:12 (Side A)
3. Be Water I 5:57 (Side A)
4. Crash 6:03 (Side B)
5. Drive feat. Marcus Strickland 8:16 (Side B)
6. Steam 7:42 (Side C)
7. Can’t Find My Way Home 7:13 (Side C)
8. Be Water II 5:59 (Side C)
9. Still feat. Marvin Sewell 9:02 (Side D)
10. Outro 3:23 (Side D)
All songs written and arranged by Christian Sands
except M5 written and arranged by Christian Sands & Marcus Strickland, M7 written by Steve Winwood, M2 arranged by Christian Sands, Yasushi Nakamura, Clarence Penn; M8 arranged by Miho Hazama & Christian Sands M1& 8 contain an inspirational quote from Bruce Lee, “Be Water My Friend” – in public domain

メンバー:
Christian Sands: piano (all tracks); keyboards (1); voice (1); Fender Rhodes (1, 2, 3, 10); Hammond B2 (5), Yasushi Nakamura: bass (all tracks), Clarence Penn: drums (all tracks), Marvin Sewell: guitars [Telecaster T57, National Resophonic Guitar Style O, Lowden model S-10 acoustic guitar, Custom Slide guitar] (1, 5, 9, 10), Marcus Strickland: tenor saxophone, bass clarinet (3, 5, 10), Sean Jones: trumpet, flugelhorn (3, 10), Steve Davis: trombone (3, 10), String Quartet (8): Sara Caswell – violin 1, Tomoko Akaboshi – violin 2, Benni von Gutzeit – viola, Eleanor Norton – cello
★クリスチャン・マクブライドのトリオ及び、Inside Straightから頭角を現し、飛躍を見せるクリスチャン・サンズのMack Avenue第3弾。
★クリスチャン・マクブライドが、近年の来日時に「サンズには大きな可能性があり、自分のところから活動範囲を広げる時がきている」とも語っている通り、その才能は広く認められるところとなっている。
★サンズは、2017年にリリースされたワールド・ワイドなリリースを飾ったMack Avenue第一弾『Reach』からマクブライドの2グループで完璧に決めた主流派の演奏はもちろん、幅広い音楽を表現。続く『Facing Dragons』と2作で、コンテンポラリー・ジャズ、R&B, ソウル、モダン・アメリカーナ、また、アフロ・キューバン、ベネズエラのグルーヴなどを盛り込んで独自の音楽の世界を切り拓いた。
★本作は、そんな歩みを見せる彼が、「水という物質のもつ性質~“流動性”“順応性”」からインスパイアされた10編で、"静けさ"、"美しさ"と共に"強大な力"も持ち、哲学的な発想も生む水をテーマにしたコンセプト・コンポジション・アルバム。
★演奏は、中村恭士とクラレンス・ペンとのトリオを核に、マーヴィン・スウェル、マーカス・ストリックランド、ショーン・ジョーンズ、スティーヴ・デイビスをフィーチャー。
★静謐に、しかし、不穏なムードも感じさせる音の空間から、ベースのアルコの響きが浮かび上がり、スライド・ギターの揺らぎとアコースティック・ピアノが絡み、大海と波のうねりを想像させるオープニングは、サンズが大きく影響を受けたという映画監督クエンティン・タランティーノをモデルにしたという予兆に満ちたもの。そのミステリアスなムードに導かれて、10編の演奏では、水をテーマに多彩なイマジネーションが音となって展開される。ドライヴ感溢れるリズムに、ホーンをフィーチャーする場面では、うねりや、強大な力を想起させ、全体的には、動のサウンドが貫かれるが、サンズのマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックのクラスメートだった挟間美帆とのエレガントなストリングスをフィーチャーするM8, マーヴィン・スウェルの美しいアコースティック・ギターが響くM9が美しいコントラストを創り上げる。
★なお、アルバムのタイトルは、格闘技家、アクション・スターであり、同時に哲学に造詣が深かったというブルース・リーの哲学的な文句*に基づくもの。
★子供の時に父親と見たその映画に憧れ、武道も習ったというサンズは、その道に進みはしなかったものの、上海のジャズ・アット・リンカーン・センターに二年間在籍した際に、再び東洋的な哲学の世界に開眼。M3、8では、ブルース・リーの実際の言葉も折り込み、作品に結実させている。
★昨年2019年の来日公演も、リーダーとして初の公演ながら、大盛況で喝采を浴びたサンズ。一作毎に世界を広げ、クリエイターとしての風格も漂わせます。
*タイトルの元となったブルース・リーの言葉
Empty your mind./Be formless, Shapeless, like water./If you put water into a cup, it becomes the cup./You put water into a bottle and it becomes the bottle./You put it in a teapot it becomes the teapot./Now, water can flow or it can crash. Be water my friend.
心を空にするんだ。/形を捨てて/水のように/水をカップに注げは、水はカップとなり/水をボトルに注げば、水はボトルとなる/そしてティー・ポットに入れればティー・ポットになる/水は流れる事も砕く事もできる/友よ 水になるんだ
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