グダニスクのオルガンの風景 Vol.2

77年の沈黙を破って復活した伝説のオルガンで聴く!

  • アーティスト:アンジェイ・シャデイコ(オルガン)
  • レーベル:MDG
  • 品番:MDG-90223176
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:Stereo/5.1/2+2+2
  • 収録時間:68:06
  • 付属品:輸入盤・日本語帯付

TRACK LIST

トマス・オーガスティン・アーン:オルガン協奏曲集/アンジェイ・シャデイコ(オルガン)

トマス・オーガスティン・アーン(1710-1788):オルガン協奏曲集(1751)
協奏曲第5番 ト短調
協奏曲第6番 変ロ長調
協奏曲第2番 ト長調
協奏曲第4番 変ロ長調
協奏曲第1番 ハ長調

ゴルトベルク・バロック・アンサンブル、アンジェイ・シャデイコ(オルガン、指揮)
使用オルガン:ヨハン・ローデ(1761年製)/ギド・シューマッハー&シモン・ヤヌシュキヴィチ(2019)
録音:2023年9月26-27日聖ヨハネ教会、グダニスク、ポーランド
★オルガン奏者でもあり指揮者でもあるアンジェイ・シャデイコ。2018年に再建されたグダニスのクフランシスカン・ホーリー・トリニティ教会のオルガンを用いて、17世紀初頭から18世紀半ばまでのバルト海沿岸諸国のオルガン建築の壮麗な響きを再現した「バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ」で高い評価を得ています。本作は、同じくポーランド、グダニスクの再建された歴史的オルガンを用いた「グダニスクのオルガンの風景」の第2弾です。1761年に作られたグダニスクの聖ヨハネ教会にあるヨハン・フリードリヒ・ローデのオルガンは、18世紀後半の音楽の優雅さと軽快さを表現するのにぴったりであり、当時もっとも近代的なオルガンとしてヨーロッパ中のオルガンのモデルとなった楽器です。しかし第二次世界大戦でファサードを残してすべて破壊されてしまい、77年間そのままの状態で置かれていました。そしてこの度、ギド・シューマッハーとシモン・ヤヌシュキヴィチの二人の優れた職人とオルガン奏者アンジェイ・シャデイコにより2020年に再建、本盤で初録音されました。
内容は、イギリスの作曲家トーマス・アーン(1710-1778)のオルガン協奏曲集。アーンは18世紀中頃のイギリスでヘンデルと並ぶ人気を誇っており、現在でもBBCプロムスで毎年演奏されるイギリスの愛国歌である「ルール・ブリタニア」の作曲者としても有名です。いまでは、ほとんど忘れられた作曲家でありますが、オペラ、オラトリオ、協奏曲、シンフォニア、ソナタなど様々なジャンルの作品を書いた多作家でした。このオルガン協奏曲は、荘厳なオルガノ・プレノで演奏される祝祭感と多種多様な色彩感、そして高い技巧を必要とする作品で、同時代のヘンデル作品に勝るとも劣らない見事な作品群です。
0760623231761

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