大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの協奏曲集
- アーティスト:モード・グラットン、イル・コンヴィート
- レーベル:MIRARE
- 品番:MIR-162
- ジャンル: ジャンル クラシック 協奏曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの協奏曲集
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710 ~ 1784):クラヴサンと弦楽合奏のための協奏曲集
弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 イ短調 Falck 45
シンフォニア ヘ長調 Falck 67
弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 ニ長調 Falck 41
アレグロ エ フォルテ ニ短調 Falck 65
弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 ホ短調 Falck 43
イル・コンヴィート
モード・グラットン(クラヴサン・指揮)
ステファニー・ポーレ(ヴァイオリン) ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)
ガブリエル・グロスバール(ヴィオラ) エマニュエル・ジャック(チェロ)
ジョセフ・カーヴァー(コントラバス)
録音:2012年5月
★J.S.バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ・バッハの協奏曲集。偉大な父の威光や弟たちの名声にひきかえ、賭け事と飲酒に溺れる荒んだ生活ぶりなど、なかなか不名誉なエピソードばかりが伝えられがちなヴィルヘルム・フリーデマン・バッハですが、彼もまた才能溢れる音楽家でした。
本CDに収録されている彼のクラヴサンと弦楽合奏のための協奏曲は、父の影響の中にも彼のオリジナリティである遊び心が現れた秀作ばかりです。父J.S.バッハの時代の王道である対位法の技法に、ヴィルヘルム・フリーデマンの時代の傾向であった優雅さや情熱を取り入れた彼の作品は、対位法優勢の音楽から18世紀後半に起こったロマン派の萌芽である芸術運動「疾風怒濤」への橋渡しとなっています。
ヴィルヘルム・フリーデマンの名誉挽回に、ぜひとも聴きたい一枚です。