ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番、シューマン:ピアノ三重奏曲第3番

衝撃のデビュー! トリオ・レ・ゼスプリ
梁 美沙の情熱のヴァイオリン、 ラルームの研ぎ澄まされたピアノ、甘美なチェロ

  • アーティスト:トリオ・レ・ゼスプリ
  • レーベル:MIRARE
  • 品番:MIR-241
  • ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:60:00:00

TRACK LIST

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調作品70-2
シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調作品110

トリオ・レ・ゼスプリ
【アダム・ラルーム(P) 梁 美沙(ヤン・ミサ)(Vn) ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)】
録音:2013年4月28-30日サル・ガヴォー、パリ
★注目のピアノ・トリオが登場しました。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者アダム・ラルーム。マルクノイキルヘン国際コンクールで第2位を獲得しフランスを中心に高い評価を得ているチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール。そして大阪出身でパリ国立音楽院に学んだヴァイオリニスト、梁 美沙(ヤン・ミサ)の3人によるトリオ・レ・ゼスプリ。彼らは2009年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012年正式にピアノ・トリオを結成。パリのシャンゼリゼ劇場にデビュー後、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭など数々の音楽祭に参加し、結成わずか2年にも関わらず、世界の音楽関係者の注目を集めています。
デビュー・アルバムとなる本作には、ベートーヴェンとシューマンの全く異なる性格の作品が選ばれました。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6番は、名作「幽霊」と「大公」に挟まれた比較的地味な曲ですが、豊かな楽想と穏やかな旋律が魅力。エネルギーに溢れた快活なフィナーレでは、親密なアンサンブル、充実した音楽性そして若い彼らの活気に満ちた演奏を聴かせてくれます。一方内省的でドラマティックなシューマンのピアノ三重奏曲第3番では、濃厚な情念が込められた力演を披露してくれます。この曲は不安と激情を繰り返す独特の緊張感、そして思わずため息が出るような美しく甘美な旋律といったシューマンの美点が集約されており、シューマンが精神を病む晩年を代表する傑作の一つと言ってよいでしょう。この演奏で最も印象的なのが、ヴァイオリンの梁 美沙。彼女は感情を全面に押し出した演奏が特徴ですが、このシューマンは彼女の中にある情熱がいっきに表出したかのような、衝撃的な演奏。
そしてピアノもチェロも彼女のパッションに吸い寄せられるように、力強く躍動的な音楽を聴かせてくれます。
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