大戦の痕跡~イギリス・ピアノ曲集

イギリスに こんな魅力的なピアノ曲があった!

  • アーティスト:ベンジャミン・マーティン
  • レーベル:MELBA
  • 品番:MR-301146
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

大戦の痕跡~イギリス・ピアノ曲集

①ディーリアス:3つの前奏曲 (1925)
②バックス:ピアノ・ソナタ第3番嬰ト短調 (1929)
③ヴォーン=ウィリアムズ:ギボンスの歌曲第13番による讃美歌前奏曲 (1928)
④フランク・ブリッジ:ピアノ・ソナタ (1925)
⑤チャップリン(マーティン編曲):スマイル

ベンジャミン・マーティン(Pf)
★イギリスには魅力的なピアノ曲が多々ありますが、作曲者の名は有名であっても、あまりポピュラーとはいえません。ここでは主に1920年代後半に作られた作品を集めています。
★日本では昭和の始まりの時期。ヨーロッパでは第1次世界大戦が1918年に終結しましたが、ソ連が誕生しスターリンが政権を掌握、イタリアではファシストが独裁政権を確立、ニューヨークでは株が大暴落して世界大恐慌が始まるなど、世界が不穏な情勢に包まれていました。
★ディーリアスの前奏曲はいずれも1分そこそこの小品ですが、透明かつ儚なげで、とびきりの美しさ。バックスのピアノ・ソナタ第3番とヴォーン=ウィリアムズの珍しいピアノ曲は、いずれも名女流ハリエット・コーエンに捧げられた興味深いもの。ヴォーン=ウィリアムズの曲は一度も臨時記号が現れないのが、1920年代の作品らしからぬ感覚。ブリッジのピアノ・ソナタは戦死した友人の追悼作で、悲痛な感情に満ちています。最後の演奏者マーティン自身編によるチャップリンの「スマイル」に癒されます。
★ベンジャミン・マーティンは「新世紀一の才能ある若手」と賞されたオーストラリア期待の星。ジュリアード音楽大学でジョン・ブラウニングに師事、BISレーベルでもマルティン・フレストとの共演盤があります。
9314574114621

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