「四旬斎」のための作品集
- アーティスト:ミッコ・シドロフ
- レーベル:ALBA
- 品番:NCD-53
- ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- その他の製品情報:5.0 multichannel、stereo
- 収録時間:64:56
「四旬斎」のための作品集
『デイシス』
ヴィッレ・マトヴェイェフ(1986–):喜ばしき光 *
ヘンリ・ソッカ(1989–):復活祭夜のための2つの歌(2013)
【復活祭のコンタキオン、復活祭のイコス】
ラウリ・マンテュサーリ(1982–):復活祭のスティケロン
ヘイッキ・ハットネン(1984–):神聖なる神よ(2013)
ペッカ・ヤルカネン(1945–):デイシス **
クリュソストモス室内合唱団 ミッコ・シドロフ(指揮) リーサ・シヒヴォネン(ソプラノ)*
トゥーリ・リンデベリ(ソプラノ)** エリサベト・ペトサロ(アルト)**
ヤルモ・レヘトラ(テノール)** テッポ・ランペラ(バス)**
録音:2016年1月30日–31日、5月21日–22日 リーヒマキロ要塞教会(リーヒマキ、フィンランド)
★四世紀のコンスタンディヌーポリ(コンスタンティノープル)大司教の名をとったクリュソストモス室内合唱団は、2003年、指揮者でもあるシドロフが自作の《パニヒダ》(NCD30)を初演するためクオピオに創設されました。結成以来、彼らは、正教会のテクストによる新しい表現を探るため、フィンランドの作曲家に新作を委嘱。キリストの姿を描いた正教会伝統のイコン「デイシス」をタイトルとする第4作のアルバムには、復活祭を準備する「四旬斎」のために委嘱、初演した4つの作品が収められました。フィンランドの音楽シーンで注目される音楽家のひとり、チェロ協奏曲と《アド・アストラ》(ABCD364)を作曲、指揮者としても活動するヴィッレ・マトヴェイェフの《喜ばしき光》。タンペレ在住、現代の技法から伝統的な和声まで、多彩なスタイルで作曲するヘンリ・ソッカが、和声的な音楽によって「復活祭」の喜びのメッセージを伝える〈コンタキオン(コンダク)〉と〈イコス〉。シベリウス・アカデミーで学び、タンペレ正教会の音楽監督を務めるヘイッキ・ハットネンがビザンティン聖歌に基づいて作曲した《神聖なる神よ》。トゥルクの作曲家、現代の語法による《復活祭のスティケロン》を書いたラウリ・マンテュサーリもアカデミーの出身です。作曲家、音楽学者、大学講師として長い経歴をもつペッカ・ヤルカネンの《デイシス》は、5部に分かれる作品。2013年、諸聖人の日にヘルシンキのウスペンスキー大聖堂で初演されました。ジャケットのアートワークには、コンスタンティノープルのハギア・ソフィア大聖堂の壁に描かれた十三世紀の「デイシス」があしらわれています。